自民党と日本維新の会が20日に政策について合意文書を交わす見込みとなり、高市早苗総裁の首相就任が現実味を帯びた。公明党の連立離脱で始まった政局ではさまざまな動きが起きたが、特に批判されているのは国民民主党の玉木雄一郎代表だ。「玉木る」という造語まで生まれている。
高市氏の首相就任が危ぶまれる中、立憲民主党が玉木氏を担ごうと野党に接触。立憲、国民民主、維新の3党で党首会談まで実現した。
この間、玉木氏は「内閣総理大臣を務める覚悟があります」とSNSに投稿。ところが、維新が自民党に接近したことで、玉木首相プランは幻に。玉木氏は維新について「二枚舌」と批判したが、SNSでは玉木氏の優柔不断さに批判が集まった。
ネットでは「玉木る」という肝心なときに選択を誤るという意味の言葉が拡散した。永田町関係者は「これまでも、仕事を投げ出すことをいう『アベする』とか、できない約束をする『ハトる』などがありました。政治家が何かをやらかすと名前をモジって批判されることがあります」と指摘。
「アベする」は安倍晋三首相(当時)が2007年に辞任したときのことで、「ハトる」とは鳩山由紀夫首相(当時)の普天間基地移設をめぐる迷走を受けて生まれた言葉だった。
玉木氏は19日のユーチューブでいろいろな批判を念頭に「ブレたように見えるかもしれないが、ずっとフォローしていただいている方は何も変わっていないと分かってくれると思う」と、国民民主党として基本方針はブレてないと強調。「ホップ、ステップ、肉離れしてません」と訴えた。
玉木氏は、ネットにまん延する国民民主批判に対抗するため支援者がSNSのアカウントを開設して玉木氏らを擁護する動きがあると指摘。「アカウント作って発信する戦士が現れた。ありがたいけど無理しないで」「ブロックやミュートも使って、メンタルを守りながらやってね。ありがたいね」と、玉木氏を守るネット騎士団が出現しているという。
玉木氏は高市政権との関係について、ガソリンの暫定税率廃止などを決めた過去の3党合意が果たされたら可能性が広がると指摘。まずは様子を見るとした。
今後の政局は不安定だが、果たして今度は「高市る」なんて言葉もできるのか。












