認知症が進行し4日に肺炎のため亡くなった歌手・橋幸夫さん(享年82)の告別式(10日、都内)には多くの歌手仲間が参列した。
出棺前に弔辞を読んだのは、弟分の歌手・三田明(80)。先月19日、入院先の都内の病院へ見舞いに訪れた時のエピソードを明かした。
橋さんはちょうどお休み中。18歳年下の妻・真由美さんから「声を掛けてあげてください」とうながされ、「先輩、三田明です。お見舞いに来させていただきました。三田明ですよ!」と橋さんの耳元で大きな声を出したという。
「そしたらなんと、目をパチッと開けてくださりまして。僕のいる右側の方です、顔をちょっと向けて、じっと僕の顔を見つめながら…その時、口は少し開いてる気がしました。そして小さく、うなずかれました」
真由美夫人も「あら、気付いたみたいね」と少し驚き、「あの時はもう言葉もなく感動のひと言でした」と三田は振り返った。
この日は、ものまねタレントの清水アキラ(71)、故美空ひばりさんの養子で「ひばりプロダクション」社長の加藤和也氏(54)、フリーアナの徳光和夫(84)らの姿も。橋さんと同じ所属事務所「夢グループ」からは、前日の通夜に引き続き兄弟デュオ「狩人」の弟・高道(65)と、演歌歌手の三善英史(71)が参列した。
「ほかの所属歌手たちはもともと公演が入っていて、そちらはキャンセルできませんでした。石田(重廣)社長といつもセットの保科有里も、通夜には参列したが告別式の時間帯に他の仕事が入っていました。石田社長もラジオの仕事が入ってましたが、葬儀委員長の手前、告別式に」と関係者は明かした。
高道の傍らには、一昨年再婚した岡元あつこ(51)の姿があった。90年代後半、岡元は人気深夜番組「トゥナイト2」(テレビ朝日系)でリポーターとしてブレーク、結婚後も芸能活動を続けている。これが公の場での初ツーショット。
最初2人は離れた場所にいた。棺が霊きゅう車に乗せられた後、マイクロバスで火葬場へ向かう親族らの列が動き出し、人影がまばらになると、2人は自然と寄り添った。降りしきる雨を、相合い傘でよける場面も。目に涙を浮かべ合掌し、橋さんを見送る岡元の横で、高道は静かに傘を差し掛けていた。












