名曲「ベイビー・アイラブユー」で知られるシンガー・ソングライターのTEE(42)が23日、都内で取材会を開き、驚きの制作エピソードを明かした。

 2010年リリースの同曲は、TEE初のラブソング。曲は3人での合作だが、歌詞は「ほぼ僕。99%」でTEEが作った。これまで多くのアーティストにカバーされ、それらも含め総計1000万ダウンロードを超える大ヒットに。今や結婚式などでも使われる定番ソングだ。

 詞を書いた当時23歳ぐらいだったTEEは「これ(記事に)書くとすごい〝エ~ッ〟ってなるかもしんないですけど…」と前置きし、「作った時は僕、好きな人に旦那さんがいた女の人がいて…〝伝えたくても絶対伝わんないじゃん〟っていう思いで書いたんですよね」と告白した。

 ただ「不倫はしてないんですけど。それ大事スね。不倫はしてない。そこ大事」と重ねて強調した。当時その女性はTEEから好かれていることを「知らない」とのことだが、「(リリースされた)歌で気付いたのかもしんないですけどね、分かんないです」。それをその後、女性に確認することもなく「今、連絡は取ってない」という。

 記者たちの追及に「そこ掘らないでください。『ベイビー・アイラブユー』は不倫の曲だった、みたいな…」と苦笑するTEE。このエピソードは、内輪にだけ話しているという。

「ファンには言ってないんですけど、友達周りとかで…面白いじゃないですか。『結婚式ですごい使われる曲なんだけど、実は失恋ソングなんだよね』っていう…」

 この曲が歌い継がれている理由を、TEEはこう理解している。

「僕の力だけじゃなく、その人(聞き手)がその人の恋愛を重ねた結果だと思うんですよ。僕がどういう時に書いたとか関係なく、伝えたくても伝わらなかったこのギリギリの感情が、そういうふうな〝曲ヂカラ〟になったのかなっていうのはすごく思います」

 これまで作ったラブソングはざっと40曲。その大半は、TEEが実体験に基づき詞を書いた。うち20曲近くは、今の妻との恋愛を書いた歌だ。TEEは「作った時に(歌詞に)エピソードとかを入れたりすると『これ、私のあの時の(エピ)だよね。うれしい』とかは言われますけど…」と照れた。

 今年のメジャーデビュー15周年を記念し、10月13日には地元・広島で無料開放ライブイベントを開く。「ガンと売れた曲もってるアーティストばっかり」に1人ずつ直談判し、9組出演する予定。ゆくゆく広島で大型フェスを定着させるのがTEEの夢だ。