ボクシング3大世界戦(9月14日、愛知・IGアリーナ)で、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)がWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)との対戦に向けて、かつて対戦した世界2階級制覇の強豪マーロン・タパレス(フィリピン)を〝招へい〟したことが話題を呼んでいる。
井上陣営は10日の会見で、タパレスをスパークリングパートナーとして迎えることは発表。これを受けてタパレスの地元フィリピンメディアは一斉に反応。「セブデーリーニュース」は「敵からパートナーへ…タパレスが井上陣営のスパーリングパートナーに」と題して特集した。
「〝ナイトメア〟タパレスは、彼を苦しめてきた日本のボクシング界のスーパースター、〝モンスター〟井上尚弥の陣営で新たな役割を担うことになった。元世界チャンピオンはフェイスブックの投稿で、現在WBAスーパーバンタム級暫定チャンピオンのムロジョン・アフマダリエフとの次回のタイトル防衛に向けて、井上選手の準備を手伝っていることを認めた」と紹介した。
2人のこれまでの〝因縁〟も説明。「タパレスは井上にとってなじみ深い相手だ。2人は2023年12月に注目を集めた統一戦で対戦し、当時IBFスーパーバンタム級王者だったタパレスは、井上に10回でストップ負けを喫した。この勝利により、同級における井上の優位性は確固たるものとなった」
今回、そんな宿敵の〝味方〟になった背景をこう指摘する。「タパレスにとって、井上のトレーニングキャンプへの参加は完全にビジネスだ。そして、この冒険は彼だけのものではない。サンマンボクシングの仲間で、新たに契約したクリスティアン・ピット・ローレンテもこのトレーニングキャンプに参加している」とズバリ分析した。
さらに「興味深いことに、タパレスは依然としてこの階級のトップ候補であり、WBCランキング2位、IBFランキング3位、WBOランキング4位につけている。彼がこのまま順位を上げ続ければ、再戦やタイトルマッチの可能性も見えてくる」とタパレス側は井上との再戦も視野に入れているという。
9月の大一番へ向けて、超ハイレベルな特訓が繰り広げられそうだ。












