ダンスボーカルユニット「WATWING」の髙橋颯(ふう=27)と俳優兼ダンサー・三浦宏規(26)がダブルキャストの主演ミュージカル「ジェイミー」が9日、池袋の「東京建物 Brillia HALL」で東京公演初日を迎える(27日まで)。主要キャストらがこのほど通し稽古を公開、質疑応答を行った。

 同作は、ドラァグクイーン(DQ=女装パフォーマー)を夢見る高校生・ジェイミーが、差別や偏見に立ち向かいながら自分らしく生きていく話。英BBCのドキュメンタリー番組を基に制作された。髙橋は2021年の日本初演でもジェイミーを演じ、三浦は今回が初。

 制服姿で足元を真っ赤なハイヒールでキメた2人のジェイミー。「あらためて見るとつま先立ちみたいに見えるが、もう慣れた?」と聞かれ、三浦は「はい、慣れました。楽しみにしてて下さい」。ジェイミーの母親役・安蘭けい(54)は「スゴイ」を連発した。

 幼少の頃からやっていたバレエの経験が活きているのではと振られ、「そうですねぇ、あると思いますやっぱ。でも、颯君バレエやってないのに…ってなっちゃうから関係ないかもしれない。スゴイですから」と、三浦が今度は髙橋を絶賛した。

 その髙橋は「いや、(三浦のように)あんな足、高く上がらない」と謙遜しつつ、4年前の初演より「パワーアップしてます」と胸を張る。「お芝居の楽しさだったり、みんなで一緒に楽曲を届けることの素晴らしさだったりとか気付いたんで、やりがいを感じてますし…。見てて下さい。別人みたいになってます」

 初演に引き続き伝説のDQ役・石川禅(61)は「4年前はこんなこと言えなかった」と髙橋の成長に目を細める。安蘭は「ダブルキャストとかなると、観に来るお客様から『どっちがオススメ?』って質問、されると思うんですけど、どっちもスゴイから。選べない。ホントにそれぞれの良さがあるから」と〝2人の息子〟を褒めた。

 今作で舞台デビューしたのはお笑いトリオ「3時のヒロイン」かなで(33)で、担任の先生役。「クラシックバレエの経験(10年間)あるので自信あります」と語る通り、最終通しリハーサルでは初舞台とは思えぬ身のこなしだった。三浦も、髙橋が言うように柔軟な足腰を使ってダイナミックに踊り、歌っていた。