麻雀プロリーグ「Mリーグ」でKADOKAWAサクラナイツに指名された阿久津翔太(日本プロ麻雀連盟)が1日、入団会見を行った。

 30日に行われた2025―26シーズンのドラフト会議で名前が読み上げられたときは嬉しいという気持ち以上に「勝たなければいけないという使命感、責任感のほうが大きかった」という。

 その感情には、昨季までチームを引っ張った内川幸太郎の退団に伴っての指名だったことが関係している。「内川プロを自由契約にして入れた選手が本当に活躍できるのかという世間の目もあると思いますので、納得させられるような麻雀の内容と結果を見せていかなければならない」と気を引き締めた。

 一方で、内川がEX風林火山に指名されたことで「正直、ホッとした」とも。来季、卓を囲むことになるが「見てくださる方もその戦いは楽しみにしてくださると思うので、ボクも内川さんとの戦いを楽しもう」と気持ちを切り替えている。

 Mリーグでは最年少となる29歳。「この業界がどんどん大きくなるためには若手プロが台頭していくことが重要だと思うので、僕が活躍することがそこにつながれば」とも話す。サクラナイツの森井巧監督からも成長や伸びしろを期待されており、自身でもそこは楽しみな様子。

「堀慎吾選手という誰もが認める最強の選手がいるということで、自分が打った試合後、すぐにフィードバックをいただける。僕の成長がチームの優勝の近道になっていくと思う」

 自らの麻雀については「攻撃性が高めというか、定石にあまり引っ張られない。常に何が得なのかを考え続け、比較し続けられるところが強味」と分析した阿久津。森井監督は「のびのびと自分らしい麻雀をやってくれれば」と口にしたものの、会見からは終始、並々ならぬ覚悟が感じられた。麻雀に真摯な唯一の20代Mリーガーは、勢いだけの若手ではない。使命感を胸に、大舞台でもその実力をいかんなく発揮してくれそうだ。