【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。西日本の各地方が27日に梅雨明けしましたね。中国、四国、近畿では観測を開始した1951年以降で最も早い梅雨明けだそうですよ。まだ明けていない東日本でも連日猛暑でたまらないですよね。この調子だと真夏はどうなってしまうのでしょうか。夏が楽しみな一方で、不安な気持ちにもなりますね。
このうだるような暑さを映画で少しでも緩和してもらいたい! そんな思いから今週は人気サバイバルホラーの最新作「28年後…」を紹介します。
同作品は、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した世界を舞台とした人気シリーズの第3作です。ウイルスのパンデミックから28年後。孤島に逃げ延びたジェイミーと孤島生まれの息子・スパイクが、感染者だらけとなった世界に踏み出していくというストーリーです。
本作はいわゆるゾンビ映画なのですが、ゾンビ映画であってゾンビ映画でないという点がポイント。ゾンビはあくまで脇役で、凶暴な感染者があふれる世界でどういうふうに生き延びていくのか、という人間の物語なんですね。そして、同じような状況を我々は経験しませんでしたか? そう、やってることはコロナのパンデミックと同じだなと気付くんですよ。あの世界的なウイルスの流行を経験した人類だからこそ描ける、コロナをゾンビに投影した比喩的な作品であると感じました。ゾンビ映画は数えきれないほどありますが、今までのゾンビ映画とは全く違うアプローチだなと思いましたね。
また、今作は画面の縦横比が特徴的なんです。普通は9:16という比率なんですが今回はなんと1:2・76。妙に横に長いサイズ感で撮影しているんですね。人間ってパノラマの画を長く見せられていると、目が端っこまで追いつかない。そうすると、端から急に出てくる感染者に気付かない。どこから来るんだろうという不安感を常にあおってくるわけです。この画作りが素晴らしく、サバイバルホラーの没入感を高めているなと感じました。
7月に突入しましたが、上旬から危険なレベルの猛暑が予想されています。現代の異常なまでに暑い夏をサバイブするのにピッタリな一本です。映画館でひんやりと涼みながら、ヒヤリと肝も冷える酷暑対策。おすすめです。ぜひ、ご覧ください!












