「大横綱説」に太鼓判だ。日本相撲協会は28日、大の里(24=二所ノ関)の横綱昇進を正式に決定した。茨城・阿見町の部屋で行われた伝達式で使者を務めた元大関琴奨菊の秀ノ山親方(41=本紙評論家)は、大の里の夏場所の相撲内容について「立ち合いに迷いがない。前に出る圧力が増して、動きの中で相手を見ながら攻める余裕もあった。押されて引く場面もあったけれど、しっかり相手に圧力をかけて勝ちにつなげている。苦し紛れの相撲ではなかった」と高く評価した。
大の里は晴れて第75代横綱となった。過去をさかのぼると、第65代は貴乃花、第55代は北の湖、第45代は初代若乃花、第35代は双葉山…。「5」のつく横綱は〝大横綱〟になると角界内外で話題になっている。秀ノ山親方は「その数字の話は、私も気になっていました(笑い)。並んでいる名前を見ただけでも、そうそうたる顔触れ。何か運命的なものを感じますよね」と指摘する。
その上で「大の里は心技体がそろっていて、すでに風格さえ感じる。相撲のうまさ、体の大きさだけではなく、勝っても負けても淡々と振る舞う心の強さも備わっている。前に出る相撲を貫けば、大きなケガもしづらい。今後5年、10年と活躍できるのでは。優勝10回は軽々と超えていく雰囲気があるし、大横綱になっていく可能性は十分にあると思います」と期待を寄せた。
大の里は、大横綱への期待について「自分自身、それがプレッシャーと重荷にならないように。のびのびと今まで通り頑張っていきたい」。記録にも記憶にも残る横綱となれるか。












