14日のフジテレビ系月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」初回で、ダブル主演の小泉今日子と中井貴一に「めっちゃいいな 面白い」などとSNSで好感が寄せられた。
2012、14年に放送されたホームコメディーのシリーズ3期目となる今作。X(旧ツイッター)ではテレビ局プロデューサーの吉野千明(小泉)と近隣住民で鎌倉市役所で働く長倉和平(中井)について「会話も面白かった」「掛け合いは相変わらず面白い」といった投稿もみられる。
圧巻だったのは後半の居酒屋シーン。別々のお通夜に出席した2人が、帰途に出くわし、居酒屋へ。〝喪服〟姿で肩を並べて語り合うシークエンスは8分38秒、約30カットに及んだ。
2人を俯瞰気味にとらえたショットに始まり、それぞれが亡くした相手との関係を伝える。長倉の場合は市役所同期で、親交がさほど深くないのに故人は生前、妻に長倉を温泉旅行の仲間だと話していた。浮気の口実にされていた疑いが浮上。千明は「アホ部長」と呼ぶ上司が急逝。部長は千明と男女の関係にあるような〝匂わせ〟をし、腹立たしい思いをさせられた相手だった。
カメラは2人に寄ってツーショットを映す。千明は長倉の話に表情豊かなリアクションを見せ、自分が話すときは手ぶりをまじえる。落ち着いた長倉とは対照的。互いに盛り上がる場面は正面から引いたショットで時間が流れた。
そこから会話はステージが変わり、独白調に。故人に対して不本意な思いがある2人だが、長倉は故人の妻に対し、話を合わせて無難にやり過ごさずに「温泉旅行」はウソだと告げる。逆に千明は部長の匂わせに怒るところを抑えてしまったと振り返る。ともに「以前の私なら…」と同じセリフを使って自身の変化を語り、それぞれの人生をシンクロさせる。2人の単独ショットも映しだされる。
そんな「変化」に関係して長倉は63歳、千明は59歳と年を重ねたことに感じ入る。両俳優の実年齢。会話のステージは深化し、世間の流行に触れて千明が「何だよ、アップデートって」と反発すれば、長倉は「自分の未来も遠くないんじゃないかって…」と寿命を考えるような言葉を漏らす。カメラは2人を後方からとらえ、視聴者も同じ目線に。ともに無言で場面が切り替わった。
シリーズ開始から13年。刻んだ年輪を実感させる語り合いとなった。












