女優・橋本環奈主演のNHK連続テレビ小説「おむすび」が28日に最終回を迎えた。

 同作は栄養士を目指すギャルが、食を通じて周囲の人々を健康と幸せに導くストーリー。橋本は最終回当日、Xで「おむすび放送終了しました!寂しいなー。。約1年間撮影をし、素敵(すてき)な共演者スタッフの皆様に囲まれて本当に幸せでした」と振り返り「おむすびを観て朝を共に過ごして下さった皆様本当にありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。

 一方で、視聴率は苦戦を強いられた。初週の世帯平均視聴率16・1%(ビデオリサーチ・関東地区)から右肩下がりで推移。週明け31日にも全話の平均視聴率が判明するが、これまでの歴代最低平均視聴率だった2009年後期「ウェルかめ」の13.5%を下回ることが予想されている。

「今さら原因を求めても仕方ありませんが、放送初週から早々と離脱者が出たことが響いた印象です」とはテレビ関係者。

 橋本からバトンを引き継ぎ、31日からスタートするのが、今田美桜主演の「あんぱん」だ。アンパンマンの〝生みの親〟やなせたかしさんとその妻・小松暢をモデルにした作品で、脚本はビッグネームの中園ミホ氏が担当する。

 今後、橋本の「おむすび」と今田の「あんぱん」の比較・検証が行われることは容易に想像がつくが、業界からは「それは橋本さんがかわいそう」という声も聞かれる。

 国民的キャラクターである「アンパンマン」を題材にした時点で、大きなアドバンテージ。加えてキャストがとんでもないことになっているからだ。

 やなせたかしさんをモデルにした嵩(たかし)は北村匠海、嵩の父母役は二宮和也と松嶋菜々子。今田演じる妻・暢の両親は加瀬亮と江口のりこ、妹には日本アカデミー賞主演女優賞を獲得したばかりの河合優実が起用される。ほかにも超人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」の大森元貴や妻夫木聡、竹野内豊、吉田鋼太郎、阿部サダヲら実力派俳優も名を連ねる。

「主演級の役者がゴロゴロいます。こんなに豪華な朝ドラは初めてではないでしょうか。この強力布陣と『おむすび』を比べるのは酷な話ですよ」(同)

 一般的に出演オファーをもらった芸能事務所は大まかなストーリーや脚本家の名前、先に出演が決まっている俳優の知名度などを総合的に判断し、出演の可否を決める。芸能プロ関係者によると「その観点から言えば『あんぱん』は即断即決レベル。むしろ、事務所側から『チョイ役でもいいので出させてください』と〝営業〟されていると思いますよ」という。

 この調子では、橋本の「おむすび」は余韻に浸る間もなく、忘れ去られてしまいそうだ。