歌舞伎俳優の片岡愛之助が14日、大阪市内で行われた大阪・関西万博開催記念「薫風歌舞伎特別公演」(5月11~25日=大阪松竹座)の取材会に出席した。

 同公演は「大阪来てなキャンペーン実行委員会」(大阪府・大阪市・大阪観光局)が主催で行う日本の伝統芸能「歌舞伎」のエッセンスをダイナミックに上演する公演だ。

 新作舞踏「今昔歌舞伎草子」から始まり、孫悟空(中村橋之助)が敵役や妖怪と戦いを繰り広げる「脈々奇書異聞 夢窓西遊記」、第二部はアラジンと魔法のランプの原作をもとに新作歌舞伎として仕立て上げられた「千夜一夜譚 荒神之巻」。第三部は愛之助が1人11役を演じ、宙乗りや客席に向け水まきをする「湧昇水鯉滝 鯉つかみ」が披露されるという。

 鯉つかみの11役が映されたパネルを指さした愛之助は「みんな僕って分かるのかな」といたずらっぽくほほえんだ。

 5月10日には大阪・関西万博・EXPOホール「シャインハット」で、「上方伝統芸能公演~能楽・人形浄瑠璃文楽・歌舞伎~」に中村鴈治郎、市川中車(香川照之)と共に出演し、3人で毛ぶり(歌舞伎の舞踊で獅子が毛を振る動作のこと)をする。愛之助は「お祭りとかではなく、石橋(しゃっきょう=獅子にまつわる演目)をやります」とアピールした。

 9日に万博で行われたメディアデーで予告なしに大阪ミナミの伝統行事・宝恵駕(ほえかご)に乗った理由について「道頓堀商店街のみなさまとは切っても切れない仲でございます。『宝恵駕に乗っていただきたいんですが』と言われて、全然そういうこと言ってなかったのに、ニュースに出していただきました」と笑った。

 万博会場の広さには驚いたという。

「ホンマに広いなと思いましたし、建物もすばらしいなと思うし、私の妻(藤原紀香)が(名誉館長を)やってる日本館、見てみたいですね。あとリングに上がってないので行ってみたいな。家で(夫婦で)『万博に関わらせてもらってありがたいよね。仕事じゃなくて、プライベートで行きたいね』と話しています」と明かした。