お笑い芸人の江頭2:50がTBS系特番「オールスター感謝祭’25春」で、女優の永野芽郁(25)を〝急襲〟した騒動の余波が広がっている。TBS局内では生放送でキャスティングしたことに疑問の声が出ている。

 江頭は3月29日に生放送された「感謝祭」の後半、スタジオに〝乱入〟した。日曜劇場「キャスター」(13日スタート)に出演する永野に「俺の女になれ!」と近寄って絶叫。永野は「怖い…」と、苦笑いしたようにも困惑したようにも見える表情を浮かべた。江頭は走り出し、永野は逃げ、スタジオ内には悲鳴が響き渡る。江頭はMCでタレントの今田耕司に羽交い締めにされて引き戻され、永野は恐怖を感じたか、両手で目頭を押さえた。ただ、番組最後にはいつものように笑顔を見せていた。

 SNSでは賛否両論が寄せられている。江頭はかねて共演者への〝急襲〟を芸にしており、これに理解を示す意見、逆に永野が恐怖を感じたようにも見えたことから、やり過ぎとの意見だ。TVerの配信では江頭の出演部分はカットされた。

 TBS局内では、江頭を生放送でキャスティングしたことに疑問の声が出ている。TBS関係者の話。

「賛否両論があると思いますが、局内で言われているのは、エガちゃんを地上波の生放送番組でキャスティングするのは〝賭け〟に近いということです。放送作家やディレクターが収録番組の企画を提案しても、編成担当らがビビるケースもあるほど。エガちゃんが近年、出演していたのは基本的に収録番組です。これであれば〝不規則〟なパフォーマンスも編集でカットできる。ネットテレビ局の生配信番組であれば、ギリギリOKでしょう」

 確かに江頭は、ももいろクローバーZら多数のアーティストが出演して昨年大みそかに生配信されたABEMA「第8回ももいろ歌合戦~愛の大晦日~」に出演している。

 TBS広報室に(1)3月31日時点でもTVerで江頭の出演部分をカットしているか、(2)カットした理由、(3)江頭の芸風は広く認知されている中で生放送番組にキャスティングした理由は――などと取材したところ「個別の番組に関する制作の過程についてお答えは差し控えますが、総合的に判断した結果、ご指摘の通り『オールスター感謝祭’25春』の江頭2:50さんご出演部分は、配信しておりません」と回答。TVerでカットした経緯は伏せたが、カットした理由は「総合的に判断」とした。

 今回の騒動を受け、江頭のYouTubeチャンネルの公式X(旧ツイッター)は3月31日、「SNS等で永野芽郁さんを非難・攻撃するような投稿が見受けられます。永野さんは決して悪くありませんし、江頭本人もこのような事は望んでおりませんので、すぐにおやめください」と呼びかけている。 

 番組を放送したTBSもこの日「アンミカさん、永野芽郁さん、江頭2:50さんをはじめ、当日ご出演いただいた皆様にご迷惑をお掛けしたこと、ならびに視聴者の皆様にご不快な思いをさせてしまったことをお詫び申し上げます」と暴走した江頭を含め、視聴者に謝罪。

 また、永野も同日深夜放送のニッポン放送「永野芽郁のオールナイトニッポンX」で、今回の一件に言及し「私はびっくりして涙が出ただけだった。そして涙を見せることがいろいろな誤解を招くと思ったから顔を隠した」と説明。自身への批判的なコメントに関しては「いろいろと私が対処の方法を考えますので。ファンの皆さんは心配しなくて大丈夫です。ファン、リスナーの皆さんが私のことを信じて応援してくれれば、私はそれだけで頑張れるので安心してください。ということで、この話はもう2度としません」と締めくくった。

 番組を盛り上げようという心意気だったとはいえ、江頭、永野、TBSと関わったそれぞれがダメージを追う後味の悪い騒動となったことは否定しようがない。