格闘技イベント「RIZIN.50」(30日、あなぶきアリーナ香川)で、前RIZINフェザー級王者の鈴木千裕(25)がカルシャガ・ダウトベック(31=カザフスタン)に判定で惜敗を喫した。

 昨年大みそかのクレベル・コイケ戦で敗北しベルトを失った鈴木は、今回が再起戦。その1ラウンド(R)開始早々、近い距離でパンチを激しく交錯させる。途中、相手の連打を受ける場面もあったが、足首にテーピングを巻いた右脚で鋭いカーフキックを放つ。さらにパンチの連打を叩き込むが、そこをダウトベックに組み付かれてテークダウンを許した。

 2Rも打撃戦を展開。序盤に左のパンチを正面から受けてグラつかされる場面もあったが、それでも前に出続けパンチで右の眉尻を打ち抜いて流血させる。ラウンド終盤には左フック、左ハイキックをヒットさせるなどペースを譲らなかった。

 最終3Rもスタンドでの攻防となったがともに決定打を許さず。それでも鈴木は最後に根性で前に出ると左のパンチをヒットさせてラッシュを仕掛けるなどKOを狙い続けた。結果は判定に委ねられ1―2で惜敗。試合後はダウトベックとハグして健闘をたたえ合い、リングを降りた。

ダウトベックに苦戦を強いられた鈴木
ダウトベックに苦戦を強いられた鈴木

 鈴木は「RIZIN男祭り」(5月4日、東京ドーム)でYA―MANとともに朝倉未来の対戦相手候補となっている。だが、この激闘を放送席で見守った未来は29日にミゲール・トリンダーデ(ポルトガル)にKO負けしたYA―MANの名も挙げつつ「あんまり無理はさせないでほしい」とポツリ。この意向も受けて決定されるであろう対戦相手の行方も気になるところだ。