兵庫県人といっても、江戸時代には淡路、播磨、但馬、丹波、摂津と、それぞれに独立する国だったという歴史的背景があるので、ひとくくりに県民性を語るわけにはいきません。その意味で、さまざまな顔を持つ県民といえるでしょう。

 しかし、あえて絞るなら、開放的で進取性に優れたイメージが浮かびます。

 兵庫県を代表する神戸は、華やかなファッションの発信地としても有名です。ここは早くから外国文明の影響を受けて、西洋化が進んだ地域として知られています。神戸人のパン好きは有名ですが、これは神戸に限らず、兵庫県人の食文化でもあります。おいしいパンの店が多いこともその一つですが、やはり主食を米からパンに変えてしまうくらい、兵庫県人は開放的だということでしょうか。

 兵庫県といえば、まず芦屋や神戸を思い浮かべ、オシャレな県民性を想像する人が多いでしょう。流行に敏感で最新の情報を上手に取り入れ、しかも社交的で関西人特有の明るさを持っていながら、大阪人ほどアクの強さは感じさせませんから、気持ちのいいお付き合いができるはずです。

 ガツガツ、ギラギラした部分は少なく、どちらかといえば人当たりはソフト、スマートな印象です。なんだかいいところばかりのようですが、機を見るに敏で、風見鶏的な面も持ち合わせており、言動が一貫性に欠ける場合があるので、その点に関しては要注意です。