プロレス史に残るIWAジャパンの川崎デスマッチ伝説が30年ぶりにタイでよみがえる。

 タイのプロレス団体IWAタイランドのプミ代表が来日し、15日に都内でトークショーを行った。壇上には新生IWAでUMA軍団を率いるハル・ミヤコ女史、メカニックデザイナーの岡本英郎氏が同席。昨年11月に亡くなったIWAジャパン創設者の故浅野起州社長(享年72)をしのび遺影を囲んでのトークショーとなった。

 浅野社長の遺志を継承し、のれん分けされた格好で活動するIWAタイランドは、1月18日バンコクのザ・サーカススタジオで旗揚げ戦を行い超満員札止め250人を記録。メインの浅野社長追悼試合ではプロレスリング・ノアの丸藤正道がタイの団体セットアップのパクサーを不知火で一蹴している。
 
 イベントでは、プミ代表が浅野社長への感謝とIWA愛を熱く語った。「IWAジャパンの名前をもう一度プロレス界に復活させたい、世界中のプロレスファンに知ってもらいたい。それがIWAタイランド設立の原動力。浅野社長はプロレスビジネスの先生であり大きな目標です」と涙ながらに語った。
 
 今年はIWAジャパンが川崎球場に2万人を集めた伝説の「デスマッチ・トーナメント」(1995年8月)から30周年を迎える。テリー・ファンクやカクタス・ジャックらが参戦し、IWAジャパン最大のビッグマッチとして歴史に名を刻んだ。
 
 プミ代表は「この大会はタイでも有名で、その映像でIWAジャパンというプロレス団体を知るきっかけになりました。初めてデスマッチという言葉を知った瞬間で、とてもワクワクしたのを覚えています」と語りつつ「今年の8月で、伝説の川崎球場から30年。今秋にバンコクで『カワサキドリーム30周年アニバーサリー大会』を計画中です。世界中のプロレスファンにアピールできる大会にしたい」とビッグプランを明かした。

「IWAジャパンのブランドはアジア各地でも認知が広がっており、河童小僧たちkWo軍団は米国進出に続き、フィリピン、シンガポールと参戦し、活動の幅を広げています」(プミ代表)。

 この計画にハル女史は「私は最後のIWAジャパン所属。ミスター浅野の魂を受け継ぎ、我々UMA軍団は新生IWAジャパンの魂を引き継いで世界中で暴れていきますわ。30周年記念大会には新しいUMAを送り込みます!」と断言した。故浅野社長の魂がタイでよみがえりそうだ。