俳優の浅野忠信(51)が12日、日本外国特派員協会(東京・丸の内)で開かれた主演映画「レイブンズ」(28日公開)の試写会に出席した。

 伝説の写真家・深瀬昌久の78年に渡る人生を、実話とフィクションを織り交ぜ描いた日欧合作映画。浅野演じる深瀬の最強の被写体で、最愛の妻役を女優・瀧内公美(くみ=35)が演じ、英国人のマーク・ギル監督がメガホンを取った。

 浅野は1月、配信ドラマ「SHOGUN 将軍」の演技で、米ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞。日本人初の快挙となった。浅野によると、SHOGUNのせいでレイブンズは撮影が大幅に延期されたという。

「SHOGUNを撮ってる間に、ホントだったら撮ってその年の6月からこのレイブンズの撮影が入ってたんですけど、ただSHOGUNの撮影が押してしまって、撮影を1年先に延ばしてもらったんですよ。それでまぁ僕がホントにもう、現場でも取り乱して『俺は早く帰んなきゃいけないんだ!』なんて叫びながらSHOGUN撮ってて、まさか(最終的に)ゴールデングローブだったなんて…。長いこと深瀬さんの役を、僕はもうSHOGUNの現場からもあたためていたんで…」

 一方、相手役の瀧内は「私はこの仕事を始めてから、浅野さんへのあこがれがものすごいありまして。なんですごい緊張してて、もうホントに〝一緒にできるのかな〟というような不安になった。いつもナーバスになった」と告白した。

 ただ、ケンカのシーンを振り返り「あこがれの浅野さんをはたくというですねぇ…非常に震えまして、緊張したんですけど、どんどんどんどん自分が叩きまくっちゃって…。もうホントにその節はホントに申し訳ありませんでした。そのシーンは非常に気持ちがよかったです」と明かした。

 ギル監督は日本人写真家が好きで、外国人記者からは、「日本の有名写真家を取り上げシリーズ映画化する予定あるか?」という質問も。すかさず浅野は「荒木さんの役はやろうと思えばできますね」と、「アラーキー」こと荒木経惟氏の名前を出しアピールしていた。