米ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズは、レイチェル・ゼグラー主演の新作映画「白雪姫」のプレミア上映会を予定通り15日に開催するが、豪華なレッドカーペットイベントは控えることが分かった。米芸能誌「バラエティ」はキャスティングをめぐるポリコレ論争が理由だと示唆した。

 同誌によると、ハリウッドのエル・キャピタン劇場での前夜祭とプレミア上映会には、ゼグラーと邪悪な女王を演じるガル・ガドットが出席する予定だ。

 ところが今回は、通常のプレミア上映会でキャストや製作者らがレッドカーペットに登場し、さまざまなメディアのインタビューを応じるようなセッティングはなく、代わりに、取材はカメラとディズニー側の広報に限定されるという。

 縮小理由についてディズニーは言及していないが、同誌は、今回のリメイク作のキャスティングをめぐる論争が現在も続く中で発表されたことから、そのことが理由である可能性を指摘した。

 論争は2021年6月にゼグラーのキャスティングが発表された時点で勃発。一部のディズニーファンは、欧州系の白人ではなく、ラテン系のゼグラーが白雪姫役を演じることに「ポリコレ(ポリティカルコレクトネス)が過ぎる」などと反発。さらに、ゼグラーは「王子が文字通り白雪姫を追い回す」という内容の1937年製作のオリジナル版を「時代遅れ」と呼んだことで火に油を注いだ。

 ゼグラーはバラエティ誌とのインタビューで自身が演じる主人公について「白雪姫は王子に救われることはない。真実の愛を夢見ることもない。自分がなれるとわかっているリーダーになることを夢見ている」と語っていた。

白雪姫を演じるレイチェル・ゼグラー(ロイター)
白雪姫を演じるレイチェル・ゼグラー(ロイター)

「白雪姫」は日本では北米より1日早い20日に封切られる。