テイラー・スウィフトら人気アーチストのコンサートチケットを900枚盗んだ容疑で、ニューヨーク在住のハッカー2人が逮捕された。米バラエティ誌が先日、報じた。

 米ニューヨーク・クイーンズ郡の地方検察官は、タイロン・ローズとシャマラ・P・シモンズの2人の容疑者を先週に逮捕し、重窃盗、コンピューター改ざん、共謀の罪で起訴したと発表した。2人は、すでに他人が購入済みのチケットを不法に入手し、昨年12月に終了したテイラーの「エラス・ツアー」のチケットを中心にエド・シーラン、アデルらのコンサートのチケット約993枚を盗んで逃走したとされている。被害総額は60万ドル以上(約8900万円)にも及ぶという。

 メリンダ・カッツ地方検事は「起訴内容によると、被告らはテイラー・スウィフトのコンサートツアーやその他の注目度の高いイベントの人気を利用し、他人を犠牲にして利益を得ようとした。彼らは海外のチケット販売業者の抜け穴を利用して過去10年間で最大のコンサートツアーのチケットを盗み、それを転売して60万ドル以上の莫大な利益を得たとされている」との声明を出している。

 テイラーの「エラス・ツアー」は史上最大のポップ・ツアーとされており、2023年3月から昨年12月まで世界中を回る大規模なツアーを終了し、20億ドル(約3012億円)以上の売り上げを記録した。ツアーのチケットの平均初回販売価格は204ドル(約3万円)で、転売による二次市場での平均価格は1枚あたり1652ドル(約25万円)までハネ上がり、ツアー中にも詐欺行為が何度も報道されていた。