元世界チャンピオンの渡嘉敷勝男氏、竹原慎二氏、畑山隆則氏が27日、ユーチューブチャンネル「ぶっちゃけチャンネル」を更新。WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26=帝拳)が元WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(34=オーストラリア)に判定勝ちした一戦を振り返った。

 竹原氏は「もうちょっと楽勝かと思ったら、結構打たれたし、天心は苦戦したと思う」と印象を語ると、畑山氏も「俺も苦戦だね」と同意。「今日の(WBA世界バンタム級王者の)堤(聖也)の試合を見ていると、天心じゃ勝てないなと思いました」と指摘した。

 一方で、渡嘉敷氏は「まあ、合格点ではあるんじゃない。(モロニーは)10か月前まで世界王者だよ。サウスポーの対策をしてきた人間に圧倒的に勝っている」と評価する。

 これに対して、畑山氏は「けど、私としては高いところ(レベル)の天心に思ってたんで。いろんな人に『今回天心、元王者とやるんでしょ。どんな感じですか?』と言われて。『楽勝ですよ。天心、楽勝で勝ちますよ。世界王者になりますから』と言っちゃった私としては、今日は苦戦なのかなと」と〝辛口採点〟の理由を説明した。

 さらに畑山氏は「今日のモロニークラスの相手では天心は倒すことはできない。あのクラスは倒すのは難しい」とした上で「天心も強いけどさ、やっぱり(モロニーにKO勝ちしている)井上チャンピオンって別格ですね。(モロニーが)あれだけ防御に徹しても倒されてしまうわけですよ。あらためて、すげえなと」とモンスターの強さを再認識した様子だった。

 それでも、畑山氏は那須川に向けて「(相手のパンチを)ちょっともらって、初めての経験をしたと思う。あの経験を積んだのはでかい」と今後の成長に期待を寄せた。