ボクシングの2大世界戦(24日、東京・有明アリーナ)の前日計量が23日、都内で行われ、WBA世界バンタム級(上限53・5キロ)タイトルマッチは王者の堤聖也(29=角海老宝石)が53・5キロ、挑戦者の同級4位・比嘉大吾(29=志成)が53・4キロで1回目でパスした。

 両者は同年齢で、プロアマ含め過去3度の対戦経験がある。計量後の写真撮影後に言葉を交わし、全力ファイトを誓いあった。比嘉の表情は元気そのもので「うまくいきました。理由はないです。なんとなく落としてたら、うまく落ちました」と減量順調を明かした。

 WBC世界フライ級王者時代には、大幅体重超過で資格停止処分を受けた苦い記憶があり「早めに落としておかないと怖いので」と苦笑。近年は直前に大量の水分を落とす減量法、いわゆる〝水抜き〟が流行しているが、失敗する例も見られ「はやりの水抜きをやってみたいですけど、2度目(の失敗)はないので怖いです」と話した。

 堤の印象については「いい顔していました。減量きつそうでしたね。顔がちっちゃくなっていましたね」と評する余裕もチラリ。試合展開については「読めないですけど、自分の体と、ない頭に任せます」といい「俺は1ラウンドから気合入れていきますよ。(長期戦は)疲れるじゃないですか。倒せるかわからないですけど、全力で」とゴングからエンジン全開で戦うことを宣言した。

 一方、迎え撃つ堤も「楽しみだなと。やっとここまで来たな、という感じ」と落ち着いた表情。「結局は殴り合い、そのうえでどっちが勝つか。最終的には心と心の勝負になると思う。意地もあるし、派手な試合になるんじゃないかと思う。内容にはこだわらない。ただ、すごい内容になると思う」と激闘を予想した。