女優・吉高由里子主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」がいよいよ最終盤だ。
8日放送の第47話「哀しくとも」が終われば、15日放送の第48話が最終回。今作は千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部(吉高)の波乱の生涯を描いた。
そんななか、一部メディアでは「どこが失敗したのか?」と題した考察記事が飛び出した。登場人物に「藤原姓」が多く、登場人物の相関図がイマイチわかりづらい点などを挙げた。
たしかに「光る君へ」の初回視聴率は12・7%で、前作の松本潤主演「どうする家康」の15・4%を2・7ポイント下回る低調なスタートとなった。その後も視聴率はひとケタ~ふたケタをウロウロ。お世辞にも大ヒットとは言いがたい状況だ。
だが、制作現場からは悲観の声は聞こえてこない。NHK関係者が明かす。
「大河ドラマは撮影期間が長く、チームは大所帯。おのずとファミリーのような信頼関係が生まれます。世間は数字(視聴率)のことを気にしていますが、制作現場はそこまででもありません。なにせこれまでの大河ドラマとは違ったアプローチをしているのですから」
今作は合戦シーンがなく、皇族たちの優雅な暮らしぶりや、男女の恋愛描写が多い。戦国時代が好きな人は早々にリタイアしたのだろうが、代わりに歴史好き女子や、いわゆる韓流ドラマのような淡い恋愛モノが好きな層の関心を集めた。
「ハマる人はとことんハマったのが、今回の大河ドラマ。これまで大河に全く興味を示してこなかった女性視聴者の開拓にも成功したのではないか。今後DVD化されても、コレクター色が強いため、ヒットが期待できる」(同)
元放送作家の長谷川良品氏は7日までにXを更新。「光る君へ」を大コケ扱いする声に「そもそもこれNHKも数字が取れないことなど分かった上で編成していて新たな層の獲得が狙い」「合戦がないので数字が取れないのは明白でそんなことNHKも承知の上でのことなんですよね」と〝目的〟をズバリ。同氏は「歴代上位」に面白いと絶賛した。
吉高も少しは報われたか…。













