パラエストラ千葉ネットワーク鶴屋浩代表(53)が13日に都内で会見し、パラエストラ沖縄の松根良太代表とともに新チーム「THE BLACKBELT JAPAN(TBJ)」の発足を発表した。

 中井祐樹氏が設立したパラエストラ・ネットワークに所属していたが、今回独立。新たにTBJを立ち上げた理由を「5年前からそろそろ自分のジムで挑戦したい気持ちがあり、中井先生に相談していました。それで松根にも相談したところ『独立するなら一緒にやります』ということで私が決定しました」と説明した。新チームでは鶴屋氏が代表、松根氏が副代表を務める。中井氏からは「新しいチームに栄光あるように」と送り出されたといい「中井先生との師匠と弟子の関係は変わらずにあります」とした。

 新チーム発足に際し、鶴屋代表は「私は学生時代、国際武道大に在籍していました。そこで『武道とは何か』についての論文も書きました。『戦いを止める道』と書いて武道という意味があります。今の社会情勢では無意味な戦争や無意味な争いが多くあります。MMAの試合でも相手をリスペクトしていない選手が多く見られます。試合が終わればノーサイド。礼に始まり礼に終わる。これが本来の格闘技、武道の基本です。このような日本の古来からある武道を若い選手に伝承していくのが私たちの使命だと思います」と力説。

 さらにこれを踏まえ、黒帯を意味する「BLACKBELT」をチーム名にした理由を「武道を極めた人間には黒帯が授与されます。その黒帯の形態を最初に作ったのが、嘉納治五郎先生だと聞いております。黒帯、すなわちブラックベルト。ブラックベルトジャパンは日本の黒帯のチームです。このチームで世界のMMAファイターや世界の柔術家たちと戦っていきたいと思います」と説明した。

 なお、今回の新チーム発足のタイミングに合わせてパラエストラ沖縄は125坪の敷地を持つ新たなジムを設立することも松根副代表から明かされた。新ジムにはケージや風呂場のほか、選手が住み込みで練習できる環境も作られる予定だという。

 会見には沖縄所属でUFCで活躍する平良達郎も出席。昨年12月にカルロス・ヘルナンデスを下し、現在フライ級13位の平良は次戦(5月18日=日本時間19日、米ラスベガス)で同級9位のティム・エリオット(米国)と対戦する。新体制の発足について「ジム名が変わって、こうしてチームの一員としてUFCという舞台でいい戦いをして結果を残していけるように頑張ります」と意気込んだ。鶴屋代表の息子で昨年の「ROAD TO UFCシーズン2」に優勝し契約を勝ち取った鶴屋怜も「UFC決まって、TBJを日本一だけでなく世界一にするためにUFCのベルトを持ってくるので期待してください」と話した。

 6月にはTBJ本部となる柏でアマチュアのイベントも開催することを発表。扇久保博正や浅倉カンナ、太田忍、岡田遼ら有力選手が多数所属するチームは日本格闘技界の一大勢力となりそうだ。