【今週の秘蔵フォト】1970年代後半の水谷豊主演の人気ドラマシリーズ「熱中時代」(日本テレビ系)第2弾「熱中時代・刑事編」(79年4~10月)で、主役で白バイ警官役の水谷の外国人妻役を演じて人気を呼んだのが、米国人女優のミッキー・マッケンジーだった。
59年米国テキサス州出身のウエストコースト育ちで、ハリウッドで女優としてデビュー後に来日。初めて得た大役が同作品だった。日本語は話せず、つたない会話が余計にそのかわいさを際立たせた。79年5月3日付本紙には、人気急上昇中のミッキーのインタビューが掲載されている。当時まだ19歳だった。
ミッキーは同年2月に「熱中時代」出演のために来日。以来、新宿のホテルで一人暮らしを続けていた。「スシ、ジャパニーズ・バーベキュー(焼き肉)、トウモロコシがおいしい。ライスも食べられるようになりました」と笑顔を見せた。
前年暮れから水谷とスタッフがニューヨークで20人、ロサンゼルスで20人のオーディションを行い、見事に大役を手中にした。スタッフは「もっと美人もいたが、日本のお茶の間向けということで彼女に決まった」と明かす。
ハイスクール時代は体操の選手でチアガールも務めていたというから、アクションシーンも難なくこなした。スタッフは「ダイナミックで派手。水谷も驚いていた」と証言する。ただし日本語が全然ダメなので、16万円もかけて全編英語のミッキー専用の台本が用意されていたという。
「日本のテレビに出演できてとても光栄です。お芝居の勉強にもなるし、水谷さんはプロフェッショナルで芝居にとても“熱中”する人。まだ2か月しかたっていないけど、学ぶことがたくさんあります」と真顔で語った。
ドラマが終了すると米国映画「怒りの湖底怪獣/ネッシーの大逆襲」(82年)にも出演。同年にはドラマと同じように水谷と国際結婚して話題を呼んだ(86年に離婚)。現在は米国に戻り、再婚してアリゾナ州で幸せに暮らしているという。日本での活動期間は短かったが、印象に残る外国人女優だった。













