AKB48村山彩希(26)プロデュースの新公演が22日、東京・秋葉原のAKB48劇場で初日を迎えた。

 村山のプロデュース公演は、2017年の16期研究生による公演以来7年ぶり2度目。前回の公演テーマ〝学校〟に続くように、今回は〝学校や部活で無邪気にはしゃいでいた女の子たちが大人になって恋愛をした時の一人一人の物語を表現した〟公演となった。

 劇場公演最多出演回数を誇り、劇場公演にかける情熱から〝劇場の女神〟の異名を持つ村山が「1000曲以上あるAKB48の楽曲の中でなるべく曲に色がついてないものを集めて、オリジナルの新公演に近いものが作れるように」と趣向を凝らせた新公演。コンサートの定番曲からこれまであまり披露することがなかった曲まで、幅広い表現力が求められる楽曲を盛り込んだセットリストと16人公演ならではの迫力のパフォーマンスで魅了した。

 冒頭のMCでは、プロデュースした村山が「今日は私自身も楽しみたいですし、みなさんにも楽しんでいただくのが目標です!」と意気込みつつ「最近AKB48を好きになったという方は〝こんな良い曲あるんだ〟って感じると思いますし、ずっとAKB48が好きな方は〝エモっ!!〟って思う曲もあるし、もしかしたら知らない曲もあるかもしれないので、今日1曲でもお気に入りを見つけて帰ってください!」と呼びかけた。

〝恋する女の子〟テーマの公演は、さまざまな恋愛ソングで構成。ユニットパートでは、岩立沙穂、大盛真歩、倉野尾成美が「クサイモノだらけ」で艶やかな歌声を響かせると、「地下鉄のTeddy boy」では鈴木くるみ、徳永羚海、長友彩海がキュートな振付と笑顔でファンを釘付けに。小栗有以、田口愛佳、永野芹佳、村山は「一人想い」をしなやかなダンスと切ない眼差しで魅せ、下尾みう、山内瑞葵は息の合ったデュエットで「タブーの色」を披露。ユニット曲最後の「負け男」では、歌詞にちなんで「ビジュアルメンだけど、悪い男に引っかかりそう」という理由で村山から抜擢された千葉恵里、向井地美音、武藤小麟、山根涼羽が挑発的な笑みを浮かべてパフォーマンス。それぞれの楽曲で描かれている〝恋する女の子〟を見事に表現した。

 アンコールのエンディングでは、村山が「この公演のタイトルをファンの皆さんから募集します!」と発表。AKB48の劇場公演では初の試みとして、公演タイトルをファンからの公募で決定することを明かした。

 公演前の報道陣との取材では、村山が「〝ファンの皆さんと一緒にこの公演を作っていきたい〟という気持ちを込めて、投票曲を入れたり、公演のタイトルをファンの方から募集したりとか工夫をしてみたので、また前回とは違う良さが生まれていたらいいなと思います。まだあまり色がついていない曲を私たちの曲にできるようにしたいです!」と決意を語った。

 また、16期生で、3月13日発売の63rdシングル「カラコンウインク」で初選抜入りした長友は「チーム制がなくなった今、こうしてAKB48として一つの公演を作り上げていくということで、AKB48がより良いグループになるように、この公演を通してみんなで成長していけたら」と意気込んだ。