朝倉未来がプロデュースする1分間格闘技「BreakingDown(ブレイキングダウン)」や皇治がCEOを務める「NARIAGARI」など素人格闘技が隆盛の中、ビジネスマンに特化した新コンセプトの格闘技大会が盛り上がっている。
ビジネスマン格闘技「CHANGE(チェンジ)」は昨年7月に設立された新興勢力だ。CEO兼プロデューサーの菅野和彦氏は「リングに上がった選手はチェンジし、ビジネスで培うような精神力、体力を向上させる。本当の自己啓発の場。私自身もリングの上に立って、怖いものがなくなった」と力説する。
興行となれば知名度のある選手や有名ユーチューバーなどが出場するところだが、18日に都内で行われた大会には高校教師や経営者、歯科医師、ピザ職人…とみな無名のアマチュア。それでも600枚用意されたチケットはソールドアウトで、会場はすし詰めの大盛況となった。
出場した選手を応援しようと仲間や家族が集まり、中には100枚を超えるチケットを自ら購入し、大応援団を結成する強者まで。早々にチケットが売り切れ、PPVでも配信されたほどだ。
選手はアマチュアでも、リングサイドは豪華だ。「全日本プロレス中継」でおなじみだったフリーアナウンサーの若林健治氏が実況席でマイクを握った。ジャンボ鶴田の「J」や三沢光晴の「スパルタンX」などのテーマ曲に乗って選手が入場するや「オー!」をするように水を向け、ジャイアント馬場やレジェンドレスラーのエピソード付きの〝若林節〟で盛り上げた。
ラウンドガールはタレントの熊田曜子、勝利者インタビューではタレントの渋沢一葉が華を添えた。昨年7月の旗揚げ興行では新日本プロレスのリングアナウンサーだった田中ケロ氏が選手を呼び込むなど、40代の出場選手が多い中、少年時代の夢をかなえた人も多い。
「ヒジ、ヒザなし、延長なし、ヘッドギア着用、ドクター、サブレフェリー配置などとにかく安全性に気を遣っています。ビジネスマンだから翌日から通常通りに仕事ができるようにしたい。試合後には交流会も行い、多くのビジネスも発生している」(菅野CEO)
格闘技大会にプラスアルファの価値をつけたことで素人格闘技の戦国時代に独自のポジションを築きつつあるようだ。













