AKB48の本田仁美(22)が26日、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで卒業コンサートを開催した。
2014年にAKB48チーム8の栃木県代表として加入。高いダンススキルで知られ、18年の選抜総選挙では82位にランクインしたが、大きな転機となったのは同年の日韓合同オーディション番組「PRODUCE48」だった。
番組で実力が評価され、第9位に。グローバルガールズグループ・IZ*ONE(アイズワン)のメンバーとして21年4月まで活躍。IZ*ONEの活動終了後にAKB48に復帰すると、59thシングル「元カレです」(22年)と61stシングル「どうしても君が好きだ」(23年)でセンターを経験。グループ加入当初から目標に掲げていた夢のポジションを2度も立った。
この日の公演では、序盤で「元カレです」「どうしても君が好きだ」を披露。冒頭MCで、本田は昨年8月に卒業発表してから約5か月の期間を振り返り「(卒業発表したのが)一昨日に感じるぐらいにあっという間でした。約10年間の感謝を込めて、パフォーマンスをお届けできたら」と呼びかけた。
中盤では、IZ*ONEとして活動した元HKT48の矢吹奈子(22)がサプライズ登場。IZ*ONE、乃木坂46、欅坂46、AKB48の選抜メンバーで結成されたスペシャルユニット「IZ4648」が2019年にリリースした「必然性」を、デュエット歌唱した。
アンコールでは、同郷で、憧れの先輩として挙げる元AKB48の大島優子のソロ曲「泣きながら微笑んで」を歌唱。卒業スピーチでは「私はAKB48に加入した10年前、AKB48チーム8という新しい土壌に種を植えてもらいました。地元の栃木県から毎週新幹線で東京に来て、さまざまな活動を通して貴重な経験をさせていただき、全てが学びの毎日でした」と感謝した。
チーム8の中で、当初はなかなか人気が出なかった。同期のメンバーがシングルの選抜メンバー入りすることが増え「小さな芽を出したものの、芽が伸びず…。それでも応援してくださるファンの皆さんの期待に応えられない申し訳なさで、自分に自信を失ってしまったこともありました」と当時を振り返った。
IZ*ONE後の活躍は周知の通りだが、それはファンが存在があったからこそだ。「暖かい日差しになって、応援という栄養を与え続けてくれました。皆さんが降り注いでくださったたくさんの栄養のおかげで、私はまた大きな一歩を踏み出すことができ、小さかった芽はつぼみをつけ、花を咲かせることができ、そして今日を迎えられたと思っています。つらくて悔しくてたくさんの涙で前が見えなかった日もあったけど、今日、私の目にはキラキラ輝く夢と希望の光であふれています」と笑顔を見せた。
28日のAKB48劇場で行う卒業公演をもって、約10年間のアイドル人生に幕を下ろす。
本田は「私は明後日の劇場公演をもってAKB48を卒業しますが、私のアイドルとしての原点はAKB48であることは、これからの一生変わることはありません。秋元(康)先生が紡ぎ出す唯一の世界観で、メンバーたちとパフォーマンスができた誇りと思い出を胸に、また新たな道へ歩んでいこうと思います。私にはまだ叶えたい夢があります」と力を込めた。
秋元氏からは「本田の人生なんだから、好きなことをしなさい」と、背中を押されたという。
「卒業発表して約半年間、今後についてたくさん悩み考えました。でも、今日のステージを通しても思ったんですけど、やっぱり私は歌って踊って、こうして皆さんからの応援を受けることが本当に一番幸せを感じて、自分の大好きなことなんだなって思いました。挑戦することは怖いことでもあるけど、ほんの少しの勇気で想像もできないくらい広くて美しい世界を見られることを、皆さんが教えてくださいました。だから、卒業後も皆さんの力で咲かせてくださったこの花を枯れさせたくないです」と告白。
さらに「そのために卒業後は、少しだけの充電期間とお休みをいただきたいと思っています。充電後は、また新たな本田仁美をお見せすることを絶対に約束します。皆さん少しの間だけ待っていてくださるとうれしいです」と今後の活動についての決意と思いを明かした。
取材によれば、本田はIZ*ONE活動後も韓国など海外を拠点にするグループ活動に意欲を持っており、充電期間を経て韓国などに挑戦する可能性もありそうだ。
なお、この日の本田は韓国語や中国語でも卒業への思いを伝え、会場の海外ファンから祝福の声が上がっていた。












