アイドルグループ・仮面女子が20日、ワンマンライブ「来れたら来て!行けたら行く!~来てね♡~」を新宿ReNY(東京・新宿区)で開催した。

 新体制の7人組になってから初めてのワンマン。〝ストーリー仕立て〟と予告していた通り、冒頭に姿を見せたのは30年後のメンバー。涼邑芹を演じたのは、小島夕佳の母だった。ずっと芝居を続けてきた母だが、開演前は「緊張すると不安そうだった」という。それでも「お芝居では特徴を捉えていて面白かったし、客席から笑い声も聞こえてきてやってよかったなと思う」(小島)。涼邑芹は「お芝居パートで役者さんと絡んで、コントみたいのをやれたのがうれしかった」とコメント。変化しすぎとイジられたセンターの森下舞桜は「特徴をよく捉えていますね。最後の曲でのパレオ姿は、役者さんの衣装と似ていて〝親子感〟がありました」と笑った。

新宿ワンマンは大盛況に終わった
新宿ワンマンは大盛況に終わった

 その後、7人体制として初の新曲「爆音☆ウェーイ」を初披露。「激しい仮面女子らしいロックで、かっこいい楽曲に仕上がった」(涼邑)とかつての〝熱さ〟を感じさせる盛り上がりだった。月野もあは「新曲は声を出して盛り上がる楽曲。コロナ禍の静かなライブからのお客さんは、まだ声出しが慣れていないのかなという部分はある。私たちがリードして、みんなで一緒に盛り上がるライブをしていきたい」と力を込めた。

 また、コロナ禍に〝日本を元気にしませんか?〟と元気種☆の踊ってみた動画の投稿者から選ばれた演者と一緒にステージで「元気種☆ステイホームver.を披露。小島は「4年越しで実現できた。リハーサルもちゃんとやったのが1回くらい。ダンスが初めての方もいて、これまでの完成形として披露できたのがうれしかった」と振り返る。

 ラストの「夏だね☆」では場内の混乱を避けるため、客席をゴムボートで遊覧するボート航海のパフォーマンスがドタキャンされたが、盛況のまま新体制初のワンマンは幕を閉じた。

 ライブを終えた蒼井乃々愛が「決まってから気合が入っていて、今まで以上に不安要素がなくて楽しかった。あっという間で、体感として5分ぐらい」といえば、涼邑は「結構ボリュームがあったのですが、体感時間は1分ぐらい」とコメント。月野は「7人体制になって初めてワンマンで個性を出せた。一人ひとりにフィーチャーできる部分がたくさんあったと思う」と満足げ。

 車いすで活動する猪狩ともかも21曲すべてに参加した。

「車いす生活になって初めてのワンマン、5年前の舞浜(19年5月)は体力がついていなかったことがあって、6曲ほどしか出られなくて悔しい思いをした。そこから六本木ワンマン(19年12月)では半分ぐらい、その次の羽田(20年12月)では全部。体力がついてきたし、成長したことを感じることができた。今回も21曲を走りぬけることができて本当によかったです」と〝ワンマン完走〟した猪狩は笑顔を見せた。

 グループの構造改革は猪狩のパフォーマンスにも影響をもたらした。「大人数だと移動距離とかも短いのですが、人数が減ったことで移動距離が増えたり、前後左右の空間が広くなったので振りが大きくできる。だいぶ体力の消耗が違うんじゃないかな」

充実感たっぷりの仮面女子メンバーたち
充実感たっぷりの仮面女子メンバーたち

 チケットも売れ行きにも不安を感じたそうだが、会場は「パンパン」の状態。猪狩は「私が加入する前にZepp東京(14年5月)でやっていた。そこから羽田と仮面女子=Zeppというイメージがある。7人でZeppを埋めたい。それをツアーでやりたい! それを目標に成長していきたい」と新たな目標を掲げた。

 リーダーの陽向こはるは「新生の7人でワンマンができてよかった。楽しかった、面白いという声もありましたが、一番うれしかったのは『感動した』という言葉。私たちって感動させるライブができたんだなと少し自信になりました」とさらなる進化の手応えをつかんだようだ。