「琴桜」の復活はなるか。大相撲初場所(1月14日初日、東京・両国国技館)で、関脇琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)が大関取りに挑戦する。昨年は新小結の初場所から全6場所で勝ち越し、一年を通じて三役の座を守り通した。九州場所は11勝4敗で敢闘賞を受賞。初場所で先場所を上回る好成績を残せば、念願だった看板力士の地位が見えてくる。

 祖父は元横綱琴桜、元関脇琴ノ若の佐渡ヶ嶽親方を父に持つサラブレッド。かねて大関昇進のタイミングで祖父のしこ名「琴桜」を継ぐことが決まっており、師匠の父は「常に目標にしているのは先代の師匠(元琴桜)。私と(番付で)並んだので、あとはその上を行くしかない。いつも本人には『今、やるしかないんだよ』と言っている」とハッパをかけている。

 角界内の評価も総じて高い。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「力をつけているし、安定している。あとは誰に対しても前に出て、相手を圧倒するような力強さがあれば。来年中には大関に上がってほしい」と和製大関候補に大きな期待を寄せている。

 その琴ノ若は「(1年間の三役維持は)ギリギリのところもありましたけど、辛抱して乗り越えてきた。そこは自信を持っていい。修正するところは修正して、いい形で来年に臨めるようにしたい」と意気込む。サラブレッドの挑戦に注目だ。