元プロ野球監督の故・野村克也さんの夫人で、2017年に亡くなった、野村沙知代さんの7回忌イベント「野村沙知代 7年目の絆」が10日、東京都内で行われた。

 イベントには、息子で阪神二軍バッテリコーチを務める克則氏がトークショーに登壇。「強い母親だったなというのが一番」と振り返りつつも「(亡くなる前の)8年間くらいは、だんだん体が小さくなってきて。その時、初めて弱々しい姿を見たんですが、その8年間がいい時間でしたね」としみじみ語った。

 克也さんへの深い愛情ゆえ〝猛妻〟とも呼ばれた沙知代さん。それを語るうえで有名なのが「携帯電話バキバキ伝説」だ。

 克也さんの携帯電話に女性から電話がかかってきたと気付くなり、携帯電話を真っ二つにヘシ折っていたというもので、監督時代の克也さんもよく番記者の前でボヤいていた。

 当時の様子について聞かれた克則氏は「(知人などに)誘われて銀座とかに行くと、(ホステスが)勝手に自分の電話番号を(克也さんの携帯に)入れるんですよ。それがたまにかかってくるんです」と苦笑い。

 沙知代さんはそれを取り上げると、電話の向こうの女性を一喝。さらに電話帳を開き、入力された全ての女性に電話をかけたうえで電話をヘシ折って庭にポイッ。そのつど、球団関係者が新しい携帯電話を用意していたという。

 克則氏によると「7回くらい折ったんじゃないかな」と笑ったが「いつまでも『女性』だったんだと思います」と懐かしんでいた。