俳優の田中圭(39)が3日、大阪城ホールで行われた「サントリー1万人の第九」(TBS系、16日午後4時から放送)でメインパーソナリティーを務めた。

 41回目の開催で、総監督・指揮は25年連続で世界的指揮者の佐渡裕氏が務める。今年は19年以来4年ぶりに1万人の合唱団を大阪城ホールに迎え、力強い歌声とハーモニーを奏でた。

 今年は新たな試みとして歌声動画投稿と大阪城ホールの1万人が指揮のテンポに合わせて歌うための最新技術「FUTTE―Me(フッテミイ)」が導入された。将来的に10万人、100万人の第九を目指すという。

 FUTTE―Meを使い、歌声動画の合唱の指揮を披露した田中は「ドラマでは指揮者の役をやらせてもらったとはいえ、佐渡さんの前やこの人数の前で振る事はものすごく勇気のいる事で、なるようになれじゃないですけど、ぼくなりに一生懸命振ったんですけど、絶妙な笑いも生まれてた」と照れ笑いを見せた。

 佐渡氏は「1万人の合唱がものすごく精度の高い合唱団になってるんですね。そこに合わせてくれるFUTTE―Meには、まだなっていないが、(今回の試みは)大きな1歩にはなった」と解説した。

 佐渡氏の指揮による1万人と投稿動画の見事な「歓喜の歌」のコラボレーションが披露された後、スペシャルゲストとしてプロ野球・阪神タイガースの大竹耕太郎選手が登場した。「タイガースで1年目だったんですけど、関西の皆さんに歓迎していただいて本当に良いシーズンになりました」とし、さらに「ぼくもマウンド上で360度からの歓声には慣れているはずなんですけど、まだ鳥肌が止まらない。球場とは違った迫力が本当にすごかったです」と1万人で合唱する第九の迫力を絶賛した。

 どんなに忙しくても阪神の試合のチェックは欠かさない阪神ファンである佐渡氏は、ヨハン・シュトラウスのラデツキー行進曲で大竹選手を歓迎し、1万人による六甲おろしの大合唱で鼓舞した。「六甲おろしやるってみんなが期待しているのは分かっていた」とにっこり。

 田中は「(大竹選手への)サプライズがあるのはもちろん知っていたけど、(六甲おろしを)みんな歌えるんだな。(タクトを)佐渡さんがうれしそうに振っていた。印象に残ってます」と笑顔で語った。