綱とり継続はなるか。大相撲九州場所10日目(21日、福岡国際センター)、2場所連続優勝を目指す大関貴景勝(27=常盤山)が小結阿炎(29=錣山)を下して7勝目(3敗)。首位と1差に接近した取組後は「今日は今日で、集中した。優勝争い? 明日の相撲に集中して、その先にそれはあると思う」と気持ちを引き締めた。
秋場所は4場所ぶりの優勝を果たす一方で、星数は11勝どまり。今場所での横綱昇進には好成績&好内容での連覇が求められていた中、中日までに平幕に3敗して絶望的な状況となった。この日も後ろへ下がりながらのはたき込み。審判長の浅香山親方(元大関魁皇)は「引いて勝つ相撲が多い。褒められた相撲ではない」と厳しい評価を下している。
それでも今場所で逆転Vを果たせば、綱とりは来場所へ継続する見通し。大きなモチベーションもある。3年前の九州場所で2度目の優勝を果たした直後、元大関北天佑(故人)の次女・有希奈さんとの結婚を発表した。その後に第1子の長男が誕生するなど幸せな家庭を築き、来年初場所後の2月には都内で結婚披露宴を開催する予定。すでに関係者には招待状を送付済みだという。
かねて仕事である相撲とプライベートは分けて考えるタイプとはいえ、番付最高位で披露宴を迎えられれば、これ以上にない形で花を添えることになる。果たして、貴景勝は再び横綱への挑戦権を手にすることができるのか。残り5日間の戦いに注目だ。












