◇今垣光太郎(54)福井支部63期
SG「第26回チャレンジカップ」、GⅡ「第10回レディースチャレンジカップ」が21日に開幕する。今年の舞台はボートレース三国。カウントダウンコラム「可能性を追い求めて」最終回は「グランプリ」出場切符を目指して地元SGに挑む今垣光太郎にスポットを当てた。地元SGに懸ける〝生きざま〟をアツく語った。
今垣の勝ちっぷりには〝華〟がある。12日の大村GⅠ・71周年記念2日目11R、4カドまくりで通算2500勝を達成したレースも実に鮮やかだった。54歳の今でも記念、SGでまくり屋としてファンの支持を集めるが、それは徹底した体調管理のたまものでもある。
「今は20代、30代のころよりはるかに体のことを考えています。食事、早寝早起き、それにマッサージ。ボクはタイプ的に常に全力投球なので、レース最終日にはドッと疲れが出るんです。ボクの体のことを分かってくれている整体師さんが5人ぐらいいて、次のレースまでに最低でも3人には施術してもらいます」
そこまで体をケアして見た目も若々しいが、体力的な衰えは避けて通れないという。
「若いころに比べて、テクニックは確実に落ちています。関節に硬さや鈍さが出てくるし、動体視力や反射神経も落ちてきますから。今の若い選手には、同体からのターンでは勝てない。だからFのリスクを負って、フルダッシュでスタートするんです」
記念やSGには峰竜太に毒島誠、桐生順平といった150キロ超のスライダーを投げる(高速ターンを駆使する)選手がめじろ押し。コーナー勝負で歯が立たない代わりに160キロの剛速球(まくり)で対峙するのだ。
「スタートを放ったら勝てないので、ボクの場合は大時計を見ずに伏せ込む。だからゼロ台とか際(きわ)で残るのは運がいいだけ。それでいて今年はFを切っていないんだから、ボクの運勢、爆上がり中ですね(笑い)。エンジン運も爆上げ中で、ここ4節連続で(2連率)40%以上のエンジンを引いているんです!」
好リズムで臨む三国は勝手知ったる地元水面だが「活躍できるかどうかはエンジン次第。スタートのしやすさもエンジンで変わりますから」と慎重だ。ただし、そこは三国のカリスマ。鼻息は荒い。
「たぶん、ボクが三国で走る最後のSG。今まで〝大会を盛り上げられたらいい〟という気持ちで走っていたけど、今回は〝優勝かそれ以外か〟のつもり。優勝を意識して走ります!」
必殺のまくりを引っさげた永遠の攻めダルマが激走を誓った。












