◇大滝明日香(44=愛知)

 ボートレース三国のSG「第26回チャレンジカップ」、GⅡ「第10回レディースチャレンジカップ」が21日に幕を開ける。カウントダウンコラム「可能性を追い求めて」第2回は過去2回、レディースチャレンジカップ最終日に逆転を許し、クイーンズクライマックス(QC)を逃した経験を持つ大滝明日香。今年もボーダーラインの賞金ランク12位で参戦する。その胸の内に迫った。

 18日現在、今年の獲得賞金は2796万1000円で女子賞金ランク12位。24万1000円差の13位・中谷朋子をはじめ細川裕子、海野ゆかりらも、この最終決戦に参戦しており、多摩川PGⅠクイーンズクライマックス出場12枠をかけた争いは、最後までもつれそうな様相だ。「またなんかギリギリなところにいますね…。いつもこの位置なんで苦しいですよ(笑い)」と苦しい胸中を打ち明ける。

 苦笑いするのは過去の苦い経験があるからだ。2019年はレディースチャレンジカップ5日目終了時点まで賞金ランク12位も、最終日に香川素子が12位に浮上。8261円差の13位で涙をのんだ。翌2020年も大会5日目まで12位。最終日に優勝した寺田千恵と準Vの長嶋万記に追い抜かれて14位に後退。2年連続で最終日に逆転されるという悔しい思いを経験している。「『8000円って!』って感じですよね」と本音もチラリと漏らす。

 ただ、その悔しさはしっかりと消化している。「でも、あんまり考えても一緒なんで、やることをやるだけですね。今年は無事故でこられたのはこられたんですけど、別に優勝したわけでもなく地道に稼いだだけなんで…。QCに向けて毎年あまり気負ってやっているわけではないです。レディースチャレンジカップはひっくり返されることもあるし、抜けることもある。何回も経験済みなんで、なるようにしかならないと思っている」と最終決戦を直前に控えた心境を明かす。

 今年はここまで8優出ながら優勝はない。それでも直前の尼崎の男女混合戦で優出するなど、5節連続で予選突破。9月にも男女混合戦で優出しており、女子戦以外でも成績を残している。優勝はなくても、コツコツと賞金を積み重ねてきた安定感が光る。

「調整で乗りやすくしたいんですけど、なかなかならないんですよね。乗り味をこさせて思い切りいいレースがしたいです」と意気込む。

 クイーンズクライマックス初出場となった2015年の福岡大会ではファイナル4着。それ以来8年ぶりの大舞台へ――。「せっかくこの位置にいるので…。気持ちは負けずに頑張りたいと思います」と静かに闘志を燃やしている。