◇岡崎恭裕(36)福岡支部94期

 ボートレース三国のSG「第26回チャレンジカップ」、GⅡ「第10回レディースチャレンジカップ」が21日に開幕する。年末の大一番「グランプリ」「クイーンズクライマックス」出場権をかけた最終決戦。ビッグレース恒例のカウントダウンコラムでは「可能性を追い求めて」と題し、ラストチャンスにかけるレーサーの横顔に迫る。第1回はチャレンジカップ最終枠に滑り込んだ岡崎恭裕が胸中を明かした。

 チャレンジカップに出場できるのは、10月31日終了時点での賞金上位レーサー。岡崎は出場枠34の34番目で滑り込んだ。「蒲郡のダービーを走りながら、チャレンジカップ出場へ賞金がギリギリなのは分かっていた。普段のSGが52人出場なら優勝できるのが52分の1。チャレンジカップは34人出場で優勝できるのは34分の1。ならば一番、優勝できる期待値が高い大会になるので、チャレンジカップは出場できるのなら、それにこしたことはない」と独特の言い回しで、滑り込み出場の喜びを表現した。

 選考期間内の最後のシリーズとなった蒲郡SGダービー。予選最終日を1、3着とまとめて14位で準優進出。優出はならなかったが、一般戦より賞金が高い準優勝戦、最終日の選抜戦でしっかり稼いでチャレンジカップ出場に結び付けた。

 今年は7優出1V。このうち6優出1Vは4月までに積み上げたもの。5月以降は5走前の徳山一般戦のみ。「最近の調子が良くないのは自分でも分かっていた。一般戦を走っていても、あまりリズムは良くない」と自己分析するように本来の走りはできていない。

 それでもチャレンジカップ出場を決めたことで、3年ぶり5回目となるグランプリ出場のチャンスもつながった。17日時点でグランプリ出場ボーダーとなる賞金ランク18位の篠崎元志との差は約1600万円。チャレンジカップの優勝賞金は3400万円で、優勝戦2着は1300万円。グランプリ出場ノルマはチャレンジカップ優勝だ。「グランプリ出場がどうとか、はない。いつも通り走るだけです」とクールに話す。

「こんな状況だから、チャレンジカップに間に合ったのはツイている」という。本来の調子ではないながらも、つかんだ出場権。直前のとこなめGⅠダイヤモンドカップでも、予選最終日となる4日目7Rで6コースから鮮やかなまくり差しを決めて快勝。瓜生正義と同得点率に並ぶと、1着数の差で準優ラスト1枠をもぎ取った。調子は悪いながらも、粘りに粘って結果につなげている。

 間違いなく〝運〟〝流れ″という面では悪くはない。ギリギリでつかんだ「34分の1」をモノにするためにも一走一走に集中する。