80歳の誕生日を迎えた今年5月、歌手を引退した大御所の橋幸夫が一転、歌手復帰したがっているという。一体、なぜ――。
「橋さんは誕生日2日前の5月1日、ラストコンサートでマイクを置きましたが、最近になって『やっぱり歌手は引退したくない』と言い出し、周囲をヤキモキさせているそうですよ」と音楽関係者は声を潜める。
2021年10月に記者会見を開き、23年5月3日で歌手を引退すると発表。ラストコンサートまでの間、自身の楽曲を歌い継ぐ若者をオーディションで選び、3人組「二代目橋幸夫yH2」をデビューさせて後進に道を譲り、63年の歌手活動にピリオドを打った。今は、書と画の創作活動をする「文化人」という肩書だ。
歌手引退後の公の場でも、歌への未練はのぞかせていた。
7月に開いた書画個展では、ラストコンサートの後に後援会の人たちの前でカラオケで30曲熱唱したと告白。歌手として「歌うことはありません」と首を横に振ったものの、「もう発声練習はやっていませんが、やればできると思いました」とも語っていた。
現在、ラストコンサートの模様を収録したフィルムコンサートで全国ツアー中。もちろん橋は歌わず、トークでファンを楽しませるだけだ。
ただ、9月のツアー初日には、初ステージを踏むyH2に目を細める一方、本人は歌いたそうだった。声に張りがあって滑舌もいい。得意のボクシングや空手の形を披露するなどステージ上を暴れ回り、全身で若さをアピール。とにかく元気だ。所属事務所・夢グループの石田重廣社長が「今日は橋さんの歌はない」と言っても、なかなか舞台袖に退かなかった。
引退コンサートと銘打って全国を回ってから歌手活動をやめたのに、数か月で復帰では格好がつかないだろう。
もっとも、橋と共に年を重ねてきたファンにとって、再びマイクを握って熱唱する姿は待ち遠しいところだが…。













