フリーアナウンサーの古舘伊知郎(68)が1日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO Smile~」に出演。アメリカンフットボール部の薬物事件に揺れる日大について「林真理子理事長は理事長に向いていない」とバッサリと斬った。

 日大の薬物事件を巡っては、大学の対応を検証していた第三者委員会が先月31日に会見。前日には日大側にも報告書を提出していた。

 古館は、第三者委員会の報告書を「ジャニーズの時の調査報告の流れを連想させるくらい非常に厳しく、しっかりと(沢田康広)副学長に対しても(林)理事長にも言ってるな」と評価。

 元検事の沢田副学長については「検事の上から目線が、ものすごく悪く出ていますよね。副学長だとか教壇に立ってる以上に検事のメンタリティーでやってしまうと、こんなふうになってしまうんだな」と嘆息した。

 林理事長については「正直言って悪いけど、理事長には向いてないと思いますね」とバッサリ。

 古舘は「有名な人がトップに立ってやると芳しくないケースになるのは多々見られる」と指摘した。

 もっとも、作家としての林理事長は認めているという。

「林真理子さんの場合、文節の魔術師だと思ってますよ」と絶賛した上でその理由をこう説明した。

「(林氏の著作である)『白蓮れんれん』にしても、虚実の被膜をたゆたうように書きつづってくれるわけですよ。だから他人はそこにね、男と女の情を愛と憎しみみたいなものに没入していくわけですよ」

 ただ、「マンモス大学の大学運営は向いてないと思うんですね」と繰り返し、「客員教授とかやればいいんだよ」と提案した。