アイドルグループ「SKE48」の日高優月(25)が今月いっぱいでグループを卒業。アイドルとしてのラストインタビューを前、後編2回にわたってお届けする。前編では10年以上にわたるアイドル活動を回顧。ドラゴンズ応援番組を通じて深まった中日OBとの絆やグループ活動の中で心に残るエピソードを語った。

 ――卒業を迎える今の心境は

 日高 ありがたいことに卒業に向けていろんなことさせていただけてるので、そのことで頭がいっぱいでまだ実感はないです。

 ――卒業を決めた理由は

 日高 10年以上、アイドルという自分のやりたかった夢を全うしてきました。その中で、自分の好きなお仕事や普段なら絶対にできない経験をたくさんさせてもらって、やりきったなっていうのがすごく大きかったです。今ならもう悔いなく卒業できる。そういうタイミングで(卒業の)お話をさせてもらいました。

 ――大のドラゴンズファンで、中日応援番組でレギュラーを務めた

 日高 「ドラゴンズステーション」(東海ラジオ)や「ぶらぶら!D級ウォーカー」(東海テレビ)でお仕事させてもらったのはありがたかったですね。自分の好きなことがお仕事につながっていったのがめちゃめちゃうれしくて、この活動をする中での支えになりました。もちろん好きだけじゃ務まらないんだと痛感することが何度もありましたが、野球のお仕事で知り合った方々がもうみんないい人っていうか優しくて、出会えてよかったなってすごく思いました。

 ――ラジオでは中日OBの解説者とも共演した

 日高 (現・中日打撃コーチの)森野将彦さんや(現・中日外野守備走塁コーチの)大西崇之さんには「自分が感じたものを素直に伝えた方がいいよ」って言われて、すごく楽に話せるようになったというか、ちょっとした一言に救われることも多かったですし、山本昌さん、山崎武司さん、井上一樹さん、鈴木孝政さん、岩瀬仁紀さん、鹿島忠さんをはじめ皆さんが自分の話したことを全部拾ってさらに広げてくださったので本当に感謝です。

 ――SKE48の活動で心に残っていることは

 日高 自分は高柳明音さんに憧れてSKE48に入ったんですけど、憧れの人と一緒のチームや選抜で活動できたのはうれしかったですね。明音さんはオーディションで「自分に憧れて(SKE48に)入ってきてくれる子がいるようなアイドルになりたい」と言っていたそうなんです。「その夢をかなえてくれたのが優月だよ」って明音さんから生誕祭のときにお手紙をいただいたのがすごくうれしくて…。じゃあ次は自分に憧れて入ってきてくれる子がいるようなアイドルになりたいって思っていたら、中野愛理ちゃんとSTU48の福田朱里ちゃんが、その夢をかなえてくれたんです。2人には本当に感謝していますし、他にも数えきれないほどうれしいことがたくさんありました。

 ――20枚目シングル「金の愛、銀の愛」から31枚目の最新シングル「好きになっちゃった」まで連続で選抜メンバーを務め、歌番組にも数多く出演した

 日高 ありがたいことにNHK「紅白歌合戦」にも2度出させていただきました。親戚や友達も見てくれて、やっぱりテレビの影響力ってすごいなって感じました。

 ――ただ最後の参加シングル曲「好きになっちゃった」では歌番組の出演はなかった

 日高 そうなんですよ。めちゃめちゃいい曲だから悔しかったですね。自分の最後のシングルとか関係なく本当にステキな曲なので、もっといろいろな人に届けたかったという思いはありました。何より、おーちゃん(センターを務めた末永桜花)が1番悔しかったと思います。力になってあげられなかったのは残念です。

 ――今後のSKE48に期待することは

 日高 うちのグループの子たちはかわいいし、それぞれ個性があって、いろんなところで活躍できるポテンシャルを持っていると思います。もっともっとSKE48の魅力が広まるといいなってすごく思いますし、卒業した後もみんなの活躍を見たいですね。「私、ここのグループにいたんだよ」って誇れるようなグループでいてほしいなって思います。

 ――SKE48に入って良かった

 日高 本当に良かったです。オーディションを受けたのは中学3年生のときで進路を迷う時期だったんですけど、SKE48に入るという選択をした自分をほめたいなって思います。あのときの自分に「SKE48に入ったことは間違ってなかったよ」って言いたいですね。