〝ジャパニーズMMA〟は輸出産業になれるか。初の海外興行を控える格闘技イベント「RIZIN」が、次の大きな一歩を見据えている。
11月4日にアゼルバイジャン・バクーで「RIZIN LANDMARK 7」を開催。アゼルバイジャン国家に興行権を売却する、いわゆる〝売り興行〟で行われる。この背景についてRIZIN関係者は「今、天然資源で豊かになった国のお金が格闘技やゴルフなどのスポーツに投資される流れができつつあるんです。時には、それによって今までのパワーバランスが崩れる現象も起きています」と説明する。
アゼルバイジャンもそうした資源国の一つで、原油や天然ガスの生産で1000万人程度の人口にもかかわらず経済的な豊かさを誇る。その資金の投資先として同国出身のヴガール・ケラモフやトフィック・ムサエフが活躍するRIZINを選んだというわけだ。
それだけに「今回成功すれば、アゼルバイジャンでの次回大会や他の国でのイベント開催も見えてくると思います」と同関係者は鼻息を荒くする。さらに「われわれとしては格闘技を日本の輸出産業にしたいんです。そもそもPRIDEの時からその意向でやっていましたが、当時はかなわなかった。このまま外貨を獲得できるコンテンツに育てたい」と続けた。
すでに世界最大の格闘技イベント米「UFC」なども中東に進出。しかし、RIZINサイドは「ルールや開催方法など、よそよりはるかに柔軟にローカライズできる」と、オイルマネー獲得競争のアドバンテージになると考えている。「最近、クールジャパンってあまり聞かなくなったじゃないですか。だったら、RIZINがそれを独占させていただきますよ」。今後につながる大会となるか注目だ。












