人気アイドルグループとして、結成18年目を迎えるAKB48が激変期を迎えている。〝恋するアイドル〟という攻めたテーマの最新シングル「アイドルなんかじゃなかったら」で話題を集める一方、今年に入って30人以上のメンバーが卒業を発表している。いったいグループはどこへ向かうのか…。現在、中心メンバーとして活動する倉野尾成美(22)は不安を抱きつつも「何かを起こさないと何も始まらない」と前を向いた。
――今年はメンバーの卒業が続いている。倉野尾さんは今のグループをどうとらえていますか?
倉野尾 本当に今まで先輩だったり、後輩もですけど、卒業されていく姿をすごく見送ってきたんですけど、同期の卒業が多かった。今年はやっぱりさびしさというか、どうなっていくんだろうと不安はありました。ただ、新曲に「アイドルになってよかった 卒業する時に言いたい」という歌詞があって。私はそのくらい本気でアイドルをやっていこう!という強い気持ちを表現していると解釈しているんですけど、本当に「アイドルになってよかった」という表情の子が多くて、発表した後はみんなかわいい顔をしていたんです。
――アイドルをやり切った達成感ですかね
倉野尾 その表情を見ると、うれしいようなさびしいような…応援したいなっていう気持ちがすごく芽生えた。自分もあの表情で、アイドルを終えたいなって思います。
――今秋からグループ発足当初から続いていた「チーム制」を休止し、正規メンバーと研究生の新体制移行する
倉野尾 まだどうなるか分からない不安はある。でも、新しいことをやっていかないといけない意思は分かるところがあります。やっぱり改革じゃないですけど、何か起こさないと何も始まらないなっていうのは分かるようになってきた。もちろんいろんな感情が行き来してますけど、前向きに落ち着きました。
――改めてAKB48の良さとは
倉野尾 最近になって、AKBが持つグループの醍醐味が理解できたんです。昨年は17期生、今年は18期生と後輩がたくさん入ってきたり、私自身がキャプテンを経験したことでみんなで頑張りたいなと思ったり、支え合うことだったり、大所帯だからこそ感じられた。ポテンシャルの高い後輩たちと一緒に活動してからこそ、表現の仕方や魅力も知ることができて、それぞれの良さが発揮できるグループになっていったらいいなと思います。
――今月20~22日には日本武道館コンサートを控え、新たなAKB48を見せる場になる
倉野尾 コンサートはいつも1人でも多くの人が私たちのことをもっと好きになってくれたらと思って臨んでいます。AKBの魅力を考えたときに大所帯だからこそ見せることができる迫力があると思う。楽曲もたくさんありますし、盛り上がる曲もたくさんあってそれを思う存分出し切りたい。私は毎回そうですけど、倒れる覚悟でパフォーマンスしたい。
――今後の目標は
倉野尾 ずっと言ってるんですけど、ツアーがやりたいです。全国ツアーやコンサートをやっていった方がいいなって。それは私がもともとチーム8で全国を回っていた経験で、ツアーから学ぶことがすごく多かった。ステージのパフォーマンスはもちろんですけど、たくさんの楽曲に触れ合って、向き合う。そんな姿をファンの方に見てもらう場が作れたらうれしいです。
☆くらのお・なるみ 2000年11月8日生まれ。熊本県荒尾市出身。14年に各都道府県の代表からなるAKB48「チーム8」の熊本県代表として加入。18年「ジャーバージャ」で初選抜入りし、選抜回数8回。今年9月、オーディション番組「OUT OF 48」からデビューしたグループ「UNLAME」に選ばれる。個人として、今年2月公開の映画「いちばん逢いたいひと」で初主演。11月公開の主演映画「ガールズドライブ」が控える。19年には熊本県南阿蘇村観光PR大使に就任。












