宇宙飛行士の野口聡一氏(58)が28日、都内で行われた「こどもスマイルムーブメント」アンバサダー就任式に出席した。

「こどもスマイルムーブメント」は、東京都が主導する取り組みで、社会全体で子供を大切にとの理念から企業や学校、市区町村などが参画しこどもの笑顔につながる様々な活動を行っている。この活動をさらに広げるべく、野口氏のほか、お笑いタレントの伊集院光(55)、教育評論家の尾木直樹氏(76)、俳優の村山輝星(13)、ピアニストのハラミちゃんらがアンバサダーに就任。小池百合子東京都知事(71)から任命状が授与された。

 伊集院は、「他のアンバサダーの顔ぶれを見て僕でいいのかという認識が強かったです。僕は子供もいませんし、登校拒否から学校辞めてフラフラしてなんだかんだで今ここにいるという感じなので」とオファー当初の不安を明かした。

 そのうえで「でも、そういう子ってたくさんいるんです。皆が笑顔絶えない子の笑顔を絶やさせないという立場にいるのなら、何らかの理由で一度笑顔が絶えちゃった子にもう1度笑ってもらえるような立場でいられれば」と意気込みを語った。

 式には、一般公募で選ばれたこども記者も出席。小学5年の肥田木美悠さんから「大人にとって子供はどのような存在ですか」と問われた野口氏は、「小学生から見ると大人ってすごく大きいように見えるけど、ほとんどの大人は小学5年生より賢くないので。そんなに変わらないです実は」と回答。そして、「僕たち大人もかつては小学5年生であったわけで、美悠ちゃんもやがては大人になる。だから、そんなに離れずに。お互い刺激しながら社会全体を明るい方向に。皆が笑顔を保てるようにできればいいと思います」とあえて区別せず社会の問題に取り組みたいとの希望を語った。

 こども記者とアンバサダーの質疑応答を受けて小池都知事は「こどもがスマイルすると大人もスマイルするんだと改めて思いました。スマイルがあふれる東京にしていきたいと思います」と決意を新たにしていた。