DA PUMPのKENZOが24日、有明ガーデンシアター(東京・江東区)で行われた「DANCE CLUB CHAMPIONSHIP(第11回全国高等学校ダンス部選手権・DCC)」に登場。TRFのCHIHARU、DJ KOOらとともに審査委員を務め、大会を盛り上げた。

 全国205チームの中から地方大会、映像予選を勝ち抜いた34チームと前回大会の上位3校を合わせた計37校が決戦を繰り広げ、全国高校ダンス部の頂点を決める。審査委員長をKENZOが担当し、ほかにもダンス界の実力者たちが審査員を務め、熱戦を見届けた。

 この日は東京に集まった37校が最高のパフォーマンスを披露した。その中でも85点の評価(同率)を獲得し優勝したのは「鎮魂」をテーマにした樟蔭高等学校だ。「表現力」評価の差で惜しくも準優勝となったのは昨年優勝の帝塚山学院高等学校、3位にはオーディエンス賞とのW受賞となった日本大学明誠高等学校が選ばれ、入賞した3校は第12回大会のシード権を手にした。

 最高の結果となった樟蔭高等学校ダンス部は、〝タイタニック〟をイメージしてステージを作り上げた。キャプテンを務める3年生の野々山あろはさんは「タイタニック号沈没の記事を見たときに、自分たちが大会で悔いのない結果を残すことができなくて、それが自信を持って作ったものが崩れる『タイタニック』と重なった」と語る。最高評価となったパフォーマンスについては「船を意識した構成や、溺れないようにもがく姿とかをたくさん取り入れました」と明かし「コロナで悔しい思いやつらい思いをしたけど、ここに立てたことは何にも代えられない思い出になりました。すごく濃い3年間になりました」と充実の表情をにじませた。

 そんな高校生たちの青春を賭けたパフォーマンスには、審査委員長としてKENZOが「言葉にできない感動がある」と大絶賛。さらに「DCCにはダンスの持つ力が込められていると思います。心技体の部分、自分たちの正解っていうのは何なのか、ダンスの持つ力をこのステージで表現してくれた気がします」と目を細める。

〝プレーヤー〟としての観点からは「このステージはつらいっすよ」とポツリ。高校生の情熱に「この日のためにどれだけ練習してきたか。皆でダンスやってるから、やっぱりケンカだったり、仲間割れだったり。そしてどれだけ練習してきたかは分からないんですよ。でも皆が一生懸命やってきたことは僕に刺さってます」と全生徒に向けて暖かいメッセージを送った。

 最後はDJ KOOがこの日限定のDJパフォーマンスを披露だ。「オトナブルー」「アイドル」といった人気J―POPを流し出場校の生徒たちとダンス×DJのフリースタイルでコラボセッションすると、ラストは「EZ DO DANCE」で会場を最高に盛り上げ大会を締めくくった。