歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者(47)が28日、父の市川段四郎さんと母親の自殺を手助けした自殺ほう助の罪で起訴された。

 猿之助被告は5月17日に東京・目黒の自宅で意識もうろう状態で発見された。2階リビングには両親が倒れており、その後死亡を確認。警察は猿之助被告が女性誌報道を苦に一家心中を図ったとみて、逮捕した。

 立件されたことで、次なる注目は年内にも行われるであろう初公判だ。事件が事件だけに世間の関心は高く、一般傍聴券を求めて多くの人が列を成すことは確実だ。

2009年・酒井法子初公判の長蛇の列
2009年・酒井法子初公判の長蛇の列

 そこで歴代の傍聴希望者数を振り返ると…最多人数は1996年のオウム真理教元教祖「麻原彰晃」こと松本智津夫元死刑囚の初公判で、その数はなんと1万2292人。ただ、傍聴券倍率で言うと、歴代最高は2009年の女優・酒井法子の覚醒剤取締法違反事件の初公判だ。傍聴席20席に6615人が並び、倍率は日本史上最高の330・75倍を記録。前出の松本死刑囚の時は傍聴席が48席用意されたため、倍率は256倍にとどまる。

 次点は16年に覚醒剤取締法違反に問われた元プロ野球選手の清原和博氏の初公判。傍聴席20席に対し、3769人が並び、倍率は188倍だった。

 14年8月に開かれた歌手ASKAの覚醒剤事件の初公判は、傍聴席21席に対し2646人が集まり、倍率は126倍。

 直近では20年1月の女優・沢尻エリカの薬物事件の初公判が突出している。2229人が19席の一般傍聴席を求め集まり、倍率は117倍となった。

 これら〝上位グループ〟に猿之助被告がどこまで迫れるか。事件をめぐっては、同被告が両親に提供した睡眠薬や、顔に被せたとされるビニール袋を処分するなど不可解な点も残る。さらに5月の事件発生時から1度もマスコミ各社のカメラに近影をキャッチされていない。

「法廷で一体何を語るのか。容姿の変わりようも気になります。芸能人の公判は薬物事件が多いですが、猿之助被告の場合は両親の死に関与した罪ですから、衝撃度で言えば、酒井法子さんの事件よりも上。初公判の日取りにもよりますが、彼女の記録を更新する可能性はあると思います」(ワイドショー関係者)

 通常、傍聴券の配布は裁判所の敷地内で行われるが、想定人数が多い場合は隣接する日比谷公園を利用して配られる。猿之助被告の初公判では一体どこまで列ができるか。