格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN.2」(30日、さいたまスーパーアリーナ)の出場選手インタビューが28日に都内で行われ、ベラトールフェザー級王者のパトリシオ・ピットブル(36=ブラジル)と対戦する鈴木千裕(24)が大物狩りを誓った。

 試合を前に鈴木は「覚悟を決めてきたんで、あとはやるだけって感じですね」と力を込める。当初、同大会への出場は予定されていなかったが、AJ・マッキーの欠場の影響でカードが追加され、急きょパトリシオとの対戦が決定。なんと大会4日前の26日に発表された。ほぼ準備期間のない戦いに「常に戦えるのがファイターだと思うので。(相手は)全局面で強いですけど、俺には若さと勢いと打撃の力があるので、うまく当てていこうかなと思いますね」と鼻息荒い。

 作戦を問われると「〝思い切りいく〟じゃないですか? 前回いききれなかったので、その分思い切り行きたい。ガンガンの打ち合いをやりたいですけど…」と、6月24日のクレベル・コイケ戦でアームバーで一本を奪われた悔しさをぶつけたいとした。

 相手はレスリングテクニックに長けた超絶強敵で「相手はチャンピオンなわけで、楽に勝てる道を選ぶかなと。僕があちら側だったらテークダウンを徹底すると思うので、打ち合ってはくれないかなと思います」と得意の打撃戦に持ち込むのは難しいと予想する。

 それでも「リングに上がらないと分からないですけど、その気にさせます。向かい合った時にその気にさせようと思います」と気合と殺気で打ち合いに持ち込むつもり。やや〝無謀〟とも思える作戦をぶち上げた。

 また、良くも悪くも格闘技界の伝統ともいえる直前の試合決定に「格闘技やってんなあと思いますよね。思わぬ出来事があるのは格闘技特有というか。一般社会ではありえないっすよね」と、むしろ闘志をみなぎらせる。そして「今持っているものをいかに出せるか。5分3Rで出しきれるかだと思います」と拳を握った。

 直前の試合決定で中1か月のリングに上がり、米団体の現役王者と対戦。この超絶難題をクリアし、歓喜の瞬間を迎えることはできるか。