伊東競輪場でS級戦アリのミッドナイト競輪が25~27日に開催される。目玉の深谷知広(33=静岡)は24日の前検日に到着すると「いつ入っていいか分からないですね(笑い)」と、普段とは入り時間の違うミッドナイト参戦を前に、笑顔を浮かべながら準備を始めた。

 初日の特選9Rは南関が深谷と北井佑季(33=神奈川)、内藤秀久(41=神奈川)の3人。並びがどうなるかに注目が集まった。

「自分も前でやりたい気持ちですが、今は北井の方がバック数もあるので」

 北井の気持ちや現実的な判断も含め、北井―深谷―内藤で並ぶことになった。時折、番手を回ることもあるが「経験不足でまだまだ。頑張らないといけない」と人の後ろを回った時に納得できる戦いはできていないとの自己判断がある。

「普段とは求められるものも違う。任された位置でしっかりやらないと」

 ただし、いつまでも不慣れなままでいるわけにもいかない。深谷、北井が到着する前に内藤が熱く語っていた。

「2人の気持ちを聞いてだけど、自分の気持ちはどちらが前でも3番手。深谷にしても北井にしても、番手を回ることの経験を積むことも必要だと思うんです」

 先頭を務める責任も重いが、番手の責任も重い。内藤は2人にそれを伝えたい意志を表明していたのだ。

 超豪華な南関ラインが出来上がり、別線勢は悲鳴…。ファンの支持も絶大なものになるだろうが、きっちり深谷を軸として人気に応える。

 初参戦のミッドだが「ここから時差とかある中でしっかり考えながら準備したい。国際大会とかで時差の経験もあるけど、やっぱり日本にいての遅い時間なので(笑い)」

 熱い伊東の夜を見逃すな――。