福井競輪のGⅢ「開設73周年記念 不死鳥杯」は22日、開幕した。一次予選6Rでは選手会和歌山支部長の要職を務める稲毛健太(34=和歌山)が3番手まくりで快勝。幸先のいいスタートを切った。

 前受けから一度突っ張り、さらに中団内並走からそのまますくって位置を取り切る自在派の動きを見せた。引いてカマシの印象から脱却しているのには理由がある。「(支部長職で)忙しくて(地元の和歌山が)GⅢ開催前とかだと練習の時間もあまり取れてないのもあって…。それに、少しでもラインを生かすにはこっちの方が納得いきますし」。スタイルチェンジというわけではなく現状に合わせた結果、自在な動きも出すようになったという。

 8月には和歌山でGⅢがあり、今はイベントの打ち合わせなどで多忙な時期で「今回も函館(GⅡサマーナイトフェスティバル)が終わってから連日、自転車に乗れる時間は1時間くらいでした」。その中でも白星発進を決め「車の出はそこまで良くなかったけど、道中では余裕もあったので」と感触はまずまずのようだ。

 2日目(23日)二次予選9Rは佐山寛明(36=奈良)―小森貴大(33=福井)に前を託す。ライン3番手回りは「練習でしかない」が、前は二段駆けの様相でチャンスは十分。ここでも新境地を見せる。