女優の篠原涼子(49)が、今秋のテレビ東京系連続ドラマの主演で内定していることが複数の関係者への取材で分かった。2021年に俳優の市村正親(74)との離婚発表後、連ドラの主演は初。韓流アーティストとの不倫疑惑報道で一時、民放各局から主演のオファーは途絶えたが、再びその座に返り咲いた。

 篠原が今秋のテレ東系金曜午後8時枠で主演する。芸能プロ関係者は「弁護士のリーガルドラマ。キャストには実力派が名を連ねます」と話す。

 テレ東系の〝金8〟は今春、リニューアルされ、若い世代もターゲットに入れた。4月スタートは福士蒼汰の「弁護士ソドム」、8月スタートは田中圭の「ブラックポストマン」でともにサスペンス。テレ東関係者は、篠原の連ドラも「硬派な作風」と言う。

 篠原の連ドラ主演は、20年6月スタートの日本テレビ系「ハケンの品格」以来、3年ぶり。21年7月に市村との離婚発表後としてももちろん初になる。キャリアウーマン役などで主演を張り続けていた実力派がその座から遠ざかっていた。

 そのウラに異性問題があったとされた。

 市村との離婚を発表して1か月後の21年8月、韓国ダンスボーカルグループ「SUPERNOVA」グァンス(36)との不倫疑惑が飛び出し、婚姻中に親密だったなどと報じられた。

「これによってイメージは落ち、テレビ各局の〝主演俳優と女優リスト〟からその名が一時、外されました」(テレビ局関係者)

 復活の兆しはあった。

 近年は20~21年のNHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」や昨年10月期のフジテレビ系「silent」に出演していた。特に「silent」では「Snow Man」目黒蓮の母親役を好演した。

「子持ちで不倫疑惑は致命的ですが、親権は市村さんにあったため母親役もスポンサーに受け入れられました」(広告代理店関係者)。市村との離婚後、長男で俳優の市村優汰(15)、次男(11)の親権は元夫へ託していた。

 昨年大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」では、28年ぶりの紅白出場を果たす。代表曲「恋しさとせつなさと心強さと」を熱唱した。

 最近は6月放送のテレ東系「テレ東音楽祭2023夏」に出演したばかり。「恋しさと――」を同局では23年ぶりに披露した。

「紅白での話題性や秋に控える主演ドラマの関係もあって、久しぶりの歌唱が実現したようです」(前出テレ東関係者)

 酸いも甘いも経験したことで、演技の円熟味は増しそうだ。