経済学者で起業家の成田悠輔氏(38)が16日、TBS系「サンデージャポン」に出演。12日に亡くなったタレントのryuchell(りゅうちぇる)さん(27)に端を発しSNSの誹謗中傷問題に言及した。
成田氏はまず「ryuchellさんの死をこの誹謗中傷問題に単純化したり、特定の主張をするために利用するというのはすごくよくないと思う」と前置きした。
一般論であるとしたうえで「今の社会や技術の状況で誹謗中傷する方は簡単にできてしまう。一方でされた側はそれに対応しようとすると時間もお金もストレスもかかるってことでコストが大きすぎる。このする側とされる側のコストの大きさの違いっていうのが根本原因だと思うので、ちょっとやそっとで解決するのは難しいんじゃないか」と問題が長期化すると分析した。
国単位での対策については「長い目で見ると、発信税とかコミュニケーション税みたいなものが議論されるんじゃないか」と推察。「今はネットで発信することがタダで簡単すぎるじゃないですか。1発信10円とか課金するだけで結構状況変わる可能性あると思う」とやはりコメントを残す側のコストの軽さを問題視。税制や料金設定等でコストを引き上げることを提案した。