前橋競輪のGⅢ「開設73周年記念 三山王冠争奪戦」は30日、2日目を行った。地元の名レーサー・小林大介(45=群馬)が、二次予選7Rを勝利した後、普段は見せない姿を見せた。
いつもニコニコ〝だいちゃん〟の目から大粒の涙があふれた。
「ずっと苦しかったんですけど…。諦めず頑張ってきて良かったです…」
約2年前に「心臓がバクバクするようになった」ことがスランプの始まりだった。
「練習してても心臓が気になるし、レースに行っても力が入らない。このまま終わっていくのかなって恐怖もあったから…」
ただ、前回の和歌山で「先輩から『考えすぎない方がいいよ、細かいストレスも影響するから』って言われたので、それから心臓を触らなくなったんです。そうしたら凄く気持ちが楽になって、感覚も良くなりました」と復活の糸口を見つけた。
そして迎えた地元記念。一次予選8Rは中割り及ばず4着も「勝負所で脚がたまったしイケそう」と手応えをつかむと、二次予選7Rで超強敵相手に1着と大仕事をやってのけた。
「この良い感覚は2年ぶり。2年間苦しんだけど、この1日で報われました。うれしいし今後の励みにもなります」と、最後はいつもの〝だいちゃんスマイル〟で喜びを爆発させた。
完全復活のだいちゃんが2日目に続いて準決でも特大配当を演出するか――。












