東京・神宮外苑再開発を巡って、事業認可取り消し求める訴訟が29日、東京地裁で始まった。周辺住民ら原告が、事業者に工事施工を認可した東京都を訴えている。
同再開発では神宮球場や秩父宮ラグビー場が解体され、新たに建て替えとなる。また、高層ビルができることにもなっており、開発に伴い多くの樹木が伐採される。批判も多く、今年3月に亡くなった音楽家の坂本龍一さんも、死去直前に反対を表明していた。
この日の第1回口頭弁論後、原告団が会見。原告の1人である経営コンサルタントのロッシェル・カップ氏は「市民の利益を最優先すべき東京都が事業者の利益だけを考え、事業者と一緒になって突き進めている状況は本当にいいのか。司法が判断する必要性を感じました」と話した。
また、樹木伐採を伴う再開発は神宮外苑だけでなく全国にあると指摘。「この裁判はほかの再開発がどのように進められているかに対しても影響を与える。その意味でこの裁判は全国で注目されるべきものだと思う」とより多くの関心が集まることを期待した。
神宮外苑再開発には坂本さんだけでなく、作家の村上春樹氏も先日ラジオで反対を表明。注目度はさらに高まっている。












