NHKが〝泣きっ面にハチ〟状態だ。

 28日、有料動画サービス「NHKオンデマンド」で配信されていた同局の大河ドラマ「風林火山」(2007年)、「龍馬伝」(10年)、「鎌倉殿の13人」(22年)を7月1日午後11時59分をもって終了すると発表した。

 それら3つのドラマには、母親の自殺を手助けしたとして自殺ほう助容疑で警視庁に27日に逮捕された歌舞伎俳優・市川猿之助容疑者(47)が出演していた。また、ゲスト出演していたドラマ「岸辺露伴は動かない」第5、6話や「ドラマスペシャル 白洲次郎」、朗読を担当した「100分de名著 三木清〝人生論ノート〟」などの配信も同日で終了する。

「鎌倉殿の13人」の脚本を担当した三谷幸喜氏が5月に「第41回向田邦子賞」を受賞するなど祝賀ムードにあふれていただけに、逮捕が水を差した格好だ。

 それにしてもNHKは気の毒と言うしかない。

 今月16日には、来年放送予定の大河ドラマ「光る君へ」に出演が決定していた俳優・永山絢斗容疑者が大麻取締法違反(所持)で逮捕されたばかり。同容疑者の事務所はすでに降板を申し出ており、NHKは代役探しを強いられてしまった。

 同局関係者は「連続して逮捕者が出るのは大河ドラマのイメージにも影響する。代役の調整、撮り直しも含め余計な労力がかかるので、局内には怒りの声が噴出しています」と話している。

「鎌倉殿の13人」を巡っては、こんなエピソードがあるという。

「猿之助容疑者は、大道具の人が作ったセットをふざけて破壊してしまったことがあるのです。その場で解決し、大事にはならなかったのですが、ありえません」(芸能プロ関係者)

 猿之助容疑者が出演する劇場版「緊急取調室 THE FINAL」は16日に公開する予定だったが延期となり、現在再撮影に向けて準備が進められている。それに合わせたスペシャルドラマもお蔵入りの危機にさらされている。